エイジアン・ブルー　浮島丸サコン

111分

エイジアン・ブルー　浮島丸サコン

3.4点

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14%

71%

作品情報

上映スケジュール

レビュー

あらすじ・解説

解説: 　終戦直後に京都沖の海で起きた輸送船爆沈をめぐる、親子の情愛などを描く反戦ドラマ。戦後50年作品で、タイトルの“サコン”とはハングルで“事件”を表す。京都の大学で歴史を教える林安生は、1945年8月24日に起きた“浮島丸事件”について書かれた西原優子のレポートに興味を持つ。実際にそれを書いたのは彼女の姉・律子と知り、林は姉妹の家を訪ねた。そのレポートには、戦後2冊の詩集を上梓した後、姿を消した詩人・高沢伯雲の未発表の手記が引用されていたのだ。律子は林に、伯雲は自分たち姉妹の父親だと告げる。林は行方のわからない伯雲の軌跡を辿ろうと姉妹を誘う。父との確執から乗り気ではない律子も、優子の希望によって青森の下北へ向かうことに。そこで、伯雲と知己の安田という人物に会い、3人は戦争中の伯雲について話を聞くのだが…。

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(1件)

悲しい50.0%切ない50.0%

tee********2011年12月20日 09時46分
3.0点
事実を伝えることと、芸術的価値
浮島丸号事件。敗戦直後に、強制連行した朝鮮人をプサンに返すために、青森県の大湊を出港した。しかし、浮島丸はプサン港へは向かわず、舞鶴港沖で沈没してしまう。日本人乗組員も含めて、乗員数は4000人とも、7000人とも言われている。時を経て、事件の関係者であった失踪した父をおうことで、事件の真相を知っていく二人の娘。そこに浮かび上がるのは、戦争の加害責任であった……。起こった事実や、その問題意識、それを提示するものの重さはわかる。ただ、映画としての出来は、残念ながら……。未知のことを知るという意味では、大切なことだが、芸術的な価値ということは別だな、と。