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旅するパオジャンフー (1995)

監督
柳町光男
  • みたいムービー 1
  • みたログ 7

3.00 / 評価:4件

毒蛇に噛まれながらも生きていける人もいる

ドキュメンタリーへの回帰か、いえドキュメンタリーの解放です

その名でつい意識してしまう作家の一人に柳町光男がいますが本作だけは今年初めて観ました。

意識的と言っても手放しで推奨したくなる作品ばかりではありません。

確かに「十九歳の地図」や「さらば愛しき大地」「カミュなんて知らない」は確かに傑作でしたが「火まつり」にはどこか中上健次の世界観と見苦しく争う姿勢が目障りでしたし、「チャイナ・シャドー」や「愛について、東京」にもいかがわしさを未だに拭えません。

ですが暴走族ブラックエンペラーを追ったドキュメンタリー「ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR」の中で炸裂した「疾走する風景」が本作「旅するパオジャンフー」には惜しげもなく広がりその日ぐらしの絶望的な楽天観が生き生きと掬い取られ元気が出ます。

この世はその気になれば毒蛇に噛まれながらも生きている者が数多(あまた)いるのです。

2005年以後まだ新作情報はありませんがまだ70代前半。耄碌するような齢でもありません。石井 聰亙(岳龍)と共に「暴動」を扇動させるような映画を2010年代後半の今こそ発表して欲しいです。

詳細評価

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音楽

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