カルト映画
- bar***** さん
- 2019年4月26日 11時48分
- 閲覧数 120
- 役立ち度 0
- 総合評価
デスレース 2000年。
この映画はB級映画の中では面白い作品だと思います。何よりアイディアが豊富ですし、見せ方も凝っていて、ジョークも鋭くっていい感じです。ただ、あくまでB級映画だということを忘れてはいけないと思います。セットやデザインは安っぽいですし、中身はありません。定番の展開をどこか無遠慮に外してくる不愉快さ、低俗さがあります。ただ、その低俗さには味わいがあり、一部のくだらないギャグとはどこか意味が異なるものであるということはわかります。この映画の価値はその異質性にあるということです。
作品のディテールやシナリオに裏の意味を探ろうとすれば、無限に意味が採れてしまうということも一応念頭におきながらも、これが近未来の退廃と人間の中の衝動を考察し表現したものであるというのは正しいと思います。しかしそのまとめ方にB級ならではの「くだらなさ」や「おかしさ」が見られるので、苦手な人はとことん苦手だと思われます。ただカルト映画というのは、こんなチープさと独特な表現法を重ね合わせたものなんだろうなと思います。
詳細評価
イメージワード
- 未登録
このレビューは役に立ちましたか?