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トキワ荘の青春 (1996)

監督
市川準
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3.00 / 評価:150件

市川準監督のノスタルジア

  • mnk******** さん
  • 2020年12月21日 2時55分
  • 閲覧数 242
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

私は市川準監督のファンであるので、
このスタイルが最後までイヤではなかった。
むしろ心地よかった。
ソフトフォーカスと優しい音楽。
筋があるのか、なにを描きたいのか、分かりにくい。
いつもの市川準節である。
多くの観客が期待した本作は、
歴史に残る有名な漫画家たちの作品にもなっている『トキワ荘』での青春時代のエピソードを映画的に分かりやすく昇華して欲しかっただろう。 
ところが市川準監督が撮りたかったのは、ちょっと違うのかも知れない。
戦後、子供たちが夢中になり、漫画が市民権を得ようと活気だった時代。
自分の描きたい漫画を描いて、認められる才能と消えていく才能。
漫画は人柄が出る。
そう評されても、売れなければ認められないのと同じ。
日本の経済成長を背景に、輝く光と、ひっそりと消えていくともしびを監督は描きたかったか。
そう思えてならない。
私は読んだことのない漫画家の、揺るがない静かな情熱を、監督は最後まで守りたかったのだろう。
それを描きたかったとしか思えなかったのだ。
監督らしくて、泣けた。
天国でも、その思想は変わっていないと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • ファンタジー
  • ゴージャス
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