ここから本文です

上映中

トキワ荘の青春 (1996)

監督
市川準
  • みたいムービー 46
  • みたログ 366

3.00 / 評価:150件

トキワ荘の良い所ちゃんと描けよっ!!

  • 沢口なつき さん
  • 2014年6月14日 21時58分
  • 閲覧数 1379
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

これはトキワ荘を基本知ってる人向けの映画
トキワ荘の予備知識がほぼ無い人がまず見たいと思うのはトキワ荘メンバーが段々に売れていく過程。そしてそこでのリアルな生活風景
しかし、これはトキワ荘の精神的リーダーではあったものの漫画では成功しなかったテラさんを中心とした物語
自分の作風が時代と合わなくなりつつも漫画へのこだわりを優先し、漫画界から身を引いていく心優しいテラさん・・・
監督はそれを描きたいなら、テラさんが自殺した所まで描かなければダメだ
トキワ荘メンバーのほとんどが成功した頃、当時を懐かしんで廃刊になった「漫画少年」をメンバーで自作し、テラさんが住む千葉の自宅へ持っていったという話がある

その頃、奥さんの作ったご飯を部屋の前で受け取り中で食べるという引きこもり生活を繰り返していたテラさん
当時のメンバーの来訪にその日だけは昔のまま気さくに付き合ってくれ、別れの時にいつまでも背中ごしに手を振ってくれていたのが印象的だった
しかし暫くして部屋で自殺していたのが発見された・・・
若い者に追い抜かれたが扱いだけはリーダーで慕ってくる、もしかしたら漫画へのこだわりは逃げで、本当はただ時代についていけないだけないのでは無かったのか・・・?と苦悩する姿
どう考えても、ここが一番物語のクライマックスとなり得る所なのに残念だ

それと当時の漫画のレベルと流行はこうで、メンバーが描いていたのは、こういう物だった、というような説明を漫画をちゃんと見せて表現して欲しかった
皆それぞれ面白い漫画を描いているのだから画面も耐えれるものになっただろうし、醍醐味になるはずだったと思う

当時のリアルな雰囲気は出ていたと思うが、本当にそれだけ、記録映画ですか?
それならば何故、藤子不二夫の背の高さを逆にしたのでしょうか?
それは明らかな二人の分かりやすい差であり言わばトレードマークのようなものでもあったと思うのですが

トキワ荘メンバーは読者に喜んで貰えるような漫画を描こうと必死になっていたのに、この映画はそういう気概が全く見て取れない
テラさんとリンクさせ時代に取り残された優しいものを作りたかったにしても、これは出だしの一歩の踏み出す方向が間違っているし修正も出来ていない

トキワ荘をしっている人向けに作ったのなら、漫画を描いてる人もたくさんいると思うので、それならせめて映画を観た後に漫画を描くモチベーションがあがるような方向性のものにして欲しかったと残念に思った

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ