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スーパーの女 (1996)

監督
伊丹十三
  • みたいムービー 49
  • みたログ 1,243

3.88 / 評価:282件

け、傑作じゃあ〜!!

  • sqo***** さん
  • 2019年12月19日 0時32分
  • 閲覧数 511
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「えー、『スーパーの女』だって? なんか地味じゃない? パッケージもなんかちょっと……」とか思ってるそこの君。侮るなかれ! この映画は紛れもなく傑作だ。
 僕も最初は正直みくびっていた。「映画で『スーパー』って、なんだかしっくりこないし、なんだか日常的な題材すぎて、作品説明も『競合相手とホニャララ』って地味だな」なんて思って長いこと見るのをためらっていた。
 まあ、もったいないことをした。もっと早く見ておけばよかった。物語冒頭でスーパーのダメ専務が、同級生の花子と出会って、競合相手のスーパーのダメなところを指南される段階でもう釘付けだった。
 途中でハッと気づいた。そう、「日常的に触れる機会があるものの中でスーパーほど映画向きな題材はない」のである。「スーパーを経営難から救っていく」ってだけで壮大な人間ドラマが撮れる。ここに着目したのはまさに天才的。映画は非日常とはいうが、逆に映画ほど日常をドラマチックに撮れるものってそんなない。

 内容とは別に素晴らしく思ったのが、倫理観である。20年以上前の映画なのに、今見てもひとつも間違ったところがない。近年大きく取り沙汰される男女差別の問題も全てこの映画はクリアしている。今風の言葉で「ジェンダー的に正しい」のである。また、吃音症のキャラクターも出てくるのだが、なんとも気持ちいい描かれ方をしているので感動した。
 「ジェンダー的に間違っている」キャラクターも登場するのだが、これは大概悪役なのである。「職人」の問題もここで描かれているのに驚嘆した。最近、「女性の板前」がニュースになったことを覚えている。間接的であるにせよ、その問題提起を20年以上も前にしていたのだから驚愕である。

 今見ても大変新鮮な映画体験が待っているので、興味を持った方は是非御笑味あれ。

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