解説: 黒川博行の『迅雷』を「TATTOO[刺青]あり」でコンビを組んだ西岡琢也が脚色し高橋伴明が監督したアンチ・ヒーローもの。ヤクザから金をせしめる素人たちの戦いを描く。撮影は「Shall We ダンス?」の栢野直樹。<BR> 友永彰一は稲垣、ケンとともにヤクザの西尾を誘拐し身代金を手に入れると、そのまま別れて行方をくらました。だが一度きりと約束したはずの稲垣が再び友永の前に現れ、もう一度やろうと強引に誘い出し、再び三人が手を組むことに。今度はヤクザの組長である緋野勝久の誘拐に成功するが、若頭の矢代に出し抜かれ身代金の入手に失敗するだけでなく、ケンが囚われの身となってしまう。初めは稲垣の言いなりになっていた友永だったが、徐々に主導権を握るようになり…。