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デッド・カーム/戦慄の航海 (1988)

DEAD CALM

監督
フィリップ・ノイス
  • みたいムービー 26
  • みたログ 468

3.88 / 評価:170件

無名時代のニコール・キッドマン。

  • shinnshinn さん
  • 2018年8月10日 6時49分
  • 閲覧数 323
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1988年のオーストラリア映画。ある夫婦と一人のサイコパス青年との洋上サスペンス・スリラー(登場人物は、ほぼこの三人だけです)。日本では劇場未公開でビデオスルーになりました。原題の「デッド・カーム」とはベタ凪のことらしい。テレビ東京が地上波放送時に「デッド・カーム/死の航海・狙われた人妻」という撒き餌的な副題を付けたよし。


レンタルした理由は、ほぼ無名時代のニコール・キッドマンを鑑賞する為です。ごく個人的な興味です。映画は正直、つまらなくはないが、いわゆる隠れた名作とかの類いでもないので、ひとつのニコール関連資料としての価値の方が自分的にははるかに大きい。当時はクレジットも夫役のサム・ニールの方が先です。


若干22才のニコール・キッドマンがどれだけ可愛いかったのかを検証したかったのですが、この1988年時点では、ニコールに後にハリウッドのトップ女優にまで登りつめるような予感は全くありません。赤毛のカーリーヘアーも良くないのだけれど、ニコール自身が若いだけが身上の、オーストラリアから出て来たポッと出の田舎娘という感じです(口悪いぞ)。ただし、プロポーションは素晴らしい。芝居も割と巧みです。「アザーズ」(01)や「コールド・マウンテン」(03)のような、目の覚めるような洗練された<オーラ>を放つのに、あと10年ほど待たねばならないのだけれど、「冷たい月を抱く女」(93)や「誘う女」(95)あたりの、ちょっと<ビッチ>なプロセスもたまらない。


肝心の映画の内容ですが、海軍の上級士官である夫が、どのように20才ぐらい年下の美人妻を射止めたのか?(馴れ初めをうかがいたい。サム・ニールならまんざら非現実的でもないのだけれど)。夫はなぜ、高級クルーザーを所有しているのか?(上流階級の出なんだろうか)。細かいところが気になりました。あと、幼子を自動車運転中の事故で失った悲しい若妻のエピソードが脚本的に生かし切れているとは思えない(夫婦で癒やしの旅に出るという、きっかけ作りに過ぎず、その後の災難と母親の悲しみが1ミリも連動しないのが残念)。サイコパス青年も心理描写が甘いので、観ている方もなんとなくヤバイ奴ぐらいにしか感じられない。最後の展開も神業すぎて笑いました。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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