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四月物語

たーちゃん

3.0

ネタバレ愛は奇跡と言います

地方から東京に出てきたってこういう感じなんでしょうね。 大学では何だか自分だけ浮いていて、友達は欲しいんだけど、何だか合わなくてグイグイ来る同級生は何だか苦手で、でも食堂で一人ぼっちで食事とかして。 とても初々しい松たか子さんがそんな地方から出てきた楡野卯月を演じています。 駅の見送りのシーンでは松本白鴎(その当時は松本幸四郎)一家が総出演していました。その時には松さんの表情は写さず、手だけを写しているのが凄いです。 岩井俊二監督の画づくりはとても独特で一枚の絵画を見ているようです。全体にソフトフォーカスで照明も独特でとてもキレイです。そんな中春の引っ越しシーンではこれでもかという位の桜の花びらの中の引っ越し。自転車を購入して、青葉の中を走るさわやかな感じ。北海道時代の放課後の電車。などとてもその時の匂いのするような画面をうまくとらえていました。 高校の制服姿の松さんも可愛いです。 ラストの雨降りのシーンのスローモーションになる雨粒と赤い傘の中の松さんもとても素敵でした。 ただ話は大学時代に憧れていた先輩山崎(田辺誠一)と再会して、自分の事を認識してもらうまでの物語。 もう少し先があっても良かったと思います。 あと気になったのは引っ越しで部屋に入り切れなかった物をトラックに積み直してトラックは出発しますが、実家まで戻してくれるのですかね?

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