鉄の男
作品レビュー(2件)
- 一人旅
3.0点
第34回カンヌ国際映画祭パルムドール。 アンジェイ・ワイダ監督作。 『大理石の男』の続編。 前作では労働英雄ビルクートの足跡を辿ったが、今作は彼の息子であるストライキ指導者マチェクの闘いを描く。 前作同様エンタメ性はかなり乏しいが、反共運動の中核を成した「連帯」に対するワイダ監督の姿勢が色濃く、あまりにストレートに反映されている。 作品の出来というよりは、ワイダ監督が本作に懸けた熱意と覚悟に対し、カンヌが賞を授けたのではないだろうか。
- fbx********
3.0点
ワイダの映画の殆どは政治絡み。 勿論、ポーランドという特異な状況下で、こういった作品を 作り続けるのは、並じゃない覚悟がいるだろう。 自堕落にフィルムを回す監督の 襟を正させるに充分な力を有している。 ワイダのすべての映画はそうです。 これは大理石の男と対をなす、映画。 両方見て。
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