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デルス・ウザーラ (1975)

DERSU UZALA

監督
黒澤明
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3.91 / 評価:160件

人生の哲学書

  • new***** さん
  • 2017年10月19日 22時29分
  • 閲覧数 746
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

デルス・ウザーラ。 なんと魅力的な人物か。 鑑賞したすべての人の心に残るであろう 万物を自分と同じ人間として接する世界観。 太陽=一番えらい人(この人が死ぬと皆死ぬ) 月=二番目にえらい人 火、風、水=三番目に強い人 では、デルスにとって宇宙とは? と、ふと思った。 すべてを包み込む永遠の人か? 自然の驚異を知る冬 再会とともに人間の脅威も知ることになる春と夏 写真で綴られる秋には、小さな幸せを感じた。 月日が流れても、 自然・全ての生命と共存する心は変わらない。 人間のエゴにさえ疑う心を知らない。 そんな彼に変化が訪れたのは、 森の掟を破ってしまった(虎を殺してしまう)ことに対する 自分への苛立ちと、老いを悟った時。 森で生きることをあきらめ、 街での暮らしをスタートさせるが、 当然のごとく、自分の居るべき場所に 戻ることを選択する。 ありのままの自分、自分らしく生きることの 大切さを教えてくれた。 生きるとは? という問いに 答えを導いてくれる人生の哲学書。 デルスの言葉すべてに魂が宿り、 かけがえのないもののように 光輝いていた。 ラストは、文明社会のわずかな関わりが 大きな悲劇を生む。 カピタンにとってデルスは、 ‘親友’以上に“運命の人”だったに違いない。 静かな幕切れは、なんとも切ない。 傑作だ。

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