こんな寒地で生きているだけでも尊敬です。
- 百兵映 さん
- 2018年1月20日 18時08分
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最近、ナヨナヨした映画が多くて、時には男の臭いがする映画を見たくて、黒澤映画を手にした。シベリア沿海地方を舞台にした探検記録というから、ちょっと良さそうじゃないか。ところが誤算があった。今、こちらも二十四節気の「小寒」「大寒」期。こちらなりの「最強寒波」のただ中にある。時期が悪かった。寒がりの私にはシベリアは堪える。
先住民の猟師デルス・ウザーラは、日本の軟弱な寒がり老人とは対極の、男の中の男である。一種の畏敬の念をもって拝見する。
解説やレビューで、「素朴」「自然」「人間の純粋さ」「自由人」、とか、「現代人が無くしてしまったもの」「人間の純粋さ」等々、正しく立派な言葉で評されている。同感ではあるが、私などは単純にデルス・ウザーラ氏の「強さ」に憧れる。
こちらの今日の外気温は1度。彼には茹だるような暑さだろう。私は室内温を23度にして、シベリアの彼の動作・行動を見つめるだけだった。敬礼。
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