2013年10月5日公開

天国の門

HEAVEN'S GATE

1492013年10月5日公開
天国の門
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

19世紀末、ワイオミング州はロシアや東欧からの移民が増加し、住民との対立が激化していた。保安官のジム(クリス・クリストファーソン)はビリー(ジョン・ハート)から住民が移民の粛清を計画していることを耳にする。ジムは、町に住むエラ(イザベル・ユペール)に思いを寄せていた。そのエラはジムとガンマンのネイト(クリストファー・ウォーケン)の間で揺れ動いていた。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(37件)

悲しい10.9%スペクタクル10.9%切ない9.5%勇敢6.8%絶望的6.8%

  • ホンドタヌキ

    4.0

    意外と楽しめた

    ディア・ハンターのが好きですが、言われているほどひどい映画とは思いません。意外と楽しめました。

  • カーティス

    2.0

    描写の洪水に溺れる

    19世紀のアメリカで起きたジョンソン群戦争を題材にした大作西部劇。移民を虐殺しようとする牧畜業者と、それに抗う移民たちの姿を、主人公たちの三角関係を通して描きます。 本作で印象に残ったのは粘り強い描写力。史実を題材にした映画では当時の文化風俗の描写に力を入れていることが多いですが、本作ではとにかくそれが長く、そして粘り強いのです。普通の映画であれば本筋の邪魔をしない程度にとどめるものを何分もかけてじっくりじっくりと描いていきます。冒頭の卒業式の場面だけでなんと20分もあり、そこから先も闘鶏やダンスといった本筋に直接関係のない描写に何分も費やされていきます。 これによって、舞台である19世紀のアメリカにリアリティを感じたのは確かです。移民たちの日常生活を丹念に描くことで、虐殺されようとしている移民たち1人1人に人生があり、当時のアメリカが大きな過ちを犯そうとしていたことが説得力をもって伝わってくるのです。 その一方で、あまりにも文化風俗の描写に時間を割きすぎているせいで、本筋を見失いそうになることが多々ありました。一向に本筋が進まないので、出口が見えないまま画面を眺め続けるはめになります。なんというか描写の洪水に飲みこまれてアップアップとしているような、そんな感覚に陥りました。おまけに3時間半もある割には人間ドラマがあっさりとしていますし、起伏もないのです。 描写力に魅力を感じたものの、自分にはデメリットの方が強く感じられた作品でした。3時間半という長尺なのでダレてしまいましたし、見終えるのにかなりの忍耐力を必要としたからです。 ただ、繰り返しにはなりますが魅力のある作品ではあるので、ファンがいるのも理解はできます。良くも悪くも唯一無二。歴史映画が好きなら一度は見てみては?

  • hsa********

    5.0

    強調と捏造

    マイケルチミノの映画史的な位置付けには様々な意見がある。 まず、優秀な演出家であることは、間違いない。問題は映画作家としての位置付けだ。 冗長、退屈で有名なこの作品だが、冗長でも退屈でもない。ある繊細かつ大胆な演出で満ちているからだ。この映画を見るにはある繊細な神経が必要なのだ。 よく言われる、喧騒と静寂の対比がまずある。そして、馬や馬車が巻き上げる大量の粉塵と、逆行に浮かび上がる室内の埃だ。モブシーンに見られる画面をいっぱいにしようとする、肥大化症候群もとてもよいのだが、彼の肥大化症候群は、ディアハンターの冒頭のトラックの疾走シーンから始まっている。 音と粉塵に対する感性が彼を映画史の上方へ引き上げる。 繊細に処理された音達に反応できた者のみがこの映画の真の観客だ。ディアハンターの有名なロシアンルーレットのシーンの弾が出ない時の音に心底怯えた観客が、この映画の喧騒と静寂に驚くことができなかったことがこの映画の不幸の始まりだ。同じ悲劇を扱い、同じようにアメリカの黒歴史を扱い、同じように歴史を歪曲、過剰な脚色を施した、天国の門とディアハンターなのだが、反応が真っ二つに分かれたのは、マイケルチミノが取り直しを重ねながら、繊細さを増してしまったためなのだ。通常、取り直しを重ねて繊細さが増すことはない。映画とは何かを真剣に考えた者だけがたどり着く画面にギリギリ近づいた画が至るところに見られる、奇跡的な一本なのだ。 日本の至宝ともいえる、黒沢さんの、七人の侍に肉薄した作品として、記憶されるべきだ。黒沢さんが20年かかったところを、サンダーボルトからわずか6年で登り詰めてしまったことが、現代的ともいえるのだが、完全燃焼の一本といえるだろう。

  • bar********

    3.0

    限りなく★2に近い★3。凡作です。

    天国の門。 Wikiを見ると、いったいどういう映画だか分かりますので、気になった方はまずそちらを見ていただくとして……。 個人的には、非常に退屈な映画だと思いました。 まずですね、何の意図もないようなシーンが多すぎますね。物語全体としては悪くないですよ。ただ叙事的に描こうとし過ぎていて、表現においてあまり重要でないシーンに多くの時間を割いている(つまりバランスが非常に悪い)のが問題でして……。 デヴィッド・リーンを意識している? なんかそういう感じを受けました。大河ドラマ風ですね。リーン好きにはいいかも? ただリーンも私は決して優れた作家ではないと思いますし……イギリス・アメリカらしい、壮大な叙事詩風好みと、構造感覚の欠如(ディケンズに代表される)が、これでもかと出ちゃってます。 ただ物語を垂れ流しているというか……普通は主題といったもので引きしめるのですが、この映画はとにかく叙事詩的にしたいと思ったのか、主題の力を弱めて、細部をこれでもかと(不必要に)綿密に描いています。そんなところは誰も見たくないのにです。 いい比較対象だと思ったので、ここで『風と共に去りぬ』を挙げておきます。あれも大河作品ですが、主題の力が非常に強く、全編がシャキッとしています。スカーレットという特別なキャラクターを中心に据えて、その上で場面場面を丁寧に意味づけしていき、視聴者にも今が何のシーンなのか分かりやすいようにしています。スカーレットがどう感じ、どう悩み、どう問題に立ち向かうのか、というのが主題になっているからです。 しかしこの作品は、登場人物がどういった存在なのか、序盤から明らかではありません。というより、そもそもエイブリルとアーヴァインのキャラクターが月並みでスカーレットのような存在感がなく、台詞も平凡です。俯瞰的に見るための主題的意味付けも存在しません。ですから場面場面が、意味を失してしまうのです。意味がないことも非常に大きな欠点ですが、この映画は致命的なことに、視聴者に早々にそのことがバレてしまうようなお粗末さがあるということです。 「ああ、この映画のワンシーンには自分が願っているほど重要な意味がないんだな」と序盤で思わせてしまう。そうすると絶対に真剣に見てくれなくなります。 絵画展や写真展によく行く人なら魅力が分かるというコメントがあったので、それをまじえて美術的な点からこの映画を評していくと…… 私が端的に申せば、これよりも美しいシーンがある映画なら山ほどあるということです。黒澤、タルコフスキー、小津、エイゼンシュテイン、宮崎駿に代表されるジブリ映画や、ゲルマン、メルヴィルや、ヴィスコンティ、フェリーニ、タチ……少し考えただけでいっぱい出てきます。ちなみに私も絵画展や写真展にはよく行きます。 仮にこの映画が美術的に優れていたとして……それでも他の主題表現と結びついていない限りは、駄作として間違いないと思います。この映画よりもずっと優れた美術的センスを持つタルコフスキーやエイゼンシュテインが、ただ美術的表現のみで主題を遠くに離したまま映画を作ったことがあったでしょうか? 見たことがありません。

  • ふーこ

    1.0

    途中でみるのやめた。すごい駄作

    ストーリー展開に意味のないシーンが多すぎ だらだらして、話がすすまない セットに金かけているのはわかるけれど、退屈でみていられない

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
天国の門

原題
HEAVEN'S GATE

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日

ジャンル