天と地

HEAVEN & EARTH

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天と地
3.4

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(16件)


  • kak********

    3.0

    天気のいい日だけ歩いても目的地に着かない

    本作品でゴールデングローブ賞作曲賞を受賞した喜多郎のメロディーとともに穏やかで美しい農村の光景が広がる。ベトナム中部のその村は南北ベトナムの国境付近に位置していたため、ベトナムを舞台にした様々な戦争の影響を大きく受ける事になる。原作は、そこで生まれたレ・リー・ヘイスリップの体験を綴った小説である。 物語は、戦争に巻き込まれた実体験の人生が描かれて行く。それは、見るに忍びない光景の連続で、真実であるという重みも加わり残酷度が増幅していく気がする。主演は、ベトナム出身のアメリカ国籍女優であるヘップ・ティ・リー。彼女の映画デビュー作でもある。 監督・脚本は、「プラトーン」、「7月4日に生まれて」と合わせてベトナム戦争三部作としたオリバー・ストーン。自身もベトナム帰還兵であり、その体験をもとに「プラトーン」を製作している。監督の意図は事実を正確に伝える事に重きを置いているようだが、それは反戦映画と受け止められることが多いようだ。 共演は、「逃亡者」でアカデミー賞助演男優賞受賞のトミー・リー・ジョーンズ。最近では「メン・イン・ブラック」シリーズのエージェントK役で有名だが、コミカルな役からシリアスな役まで何でもこなす名優だ。本作品でも戦争により蝕まれた心の揺れ動く様を見事に表現している。 題名の「天と地」は主人公の人生の象徴であり、常に自分の人生は「間」にあった事を表わしている。ベトナムでは北と南、住んだ場所もベトナムとアメリカといったように戦争に巻き込まれながらも生き抜いた”ひとりの女”が描かれているのだが、それは「天と地」というより「天国と地獄」のようにも思える。 レビューのタイトルに引用した言葉は劇中にも出てくる。苦難の道と分かっていても進まなければ今までの苦労も無になってしまう。それを避けても、更なる苦難が待っているので逃げてはいけない。というような意味らしい。本作品は興行的には良くなかったようだが、良い仕事をしていれば報われる日が来るに違いいない。

  • fg9********

    3.0

    トミー・リー・ジョーンズがなぁ~

     …あらすじは、解説のとおり。  「プラトーン」、「7月4日に生まれて」とともにオリヴァー・ストーンの「ヴェトナム三部作」といわれている作品らしい。  ヴェトコンとアメリカ軍の狭間に立たされた、ヴェトナム農民たちの苦悩がしっかりと描かれていた。  主人公であるヴェトナム人女性(実在の女性)の意志の強さに驚いたが、トミー・リー・ジョーンズ演ずるところのナイス旦那・父親ぶりの過去の顔には、逆の意味でもっと驚かされた。

  • xyt********

    3.0

    評価3.60 波乱万丈な半生

    主人公の実体験に基づく作品。第二次世界大戦後、米ソの対立が招いた冷戦時代に突入し、3度緊張が高まり資本主義と共産主義がぶつかることになる。ベトナム戦争もそのうちの1つ。この冷戦でもたらしたのは大戦中と同じく、犠牲になるのは、無垢の民の命であり、人々の人生を狂わせるだけでしかない。この主人公も犠牲者の一人。二つの大国の対立が齎したもので恩恵を受けた者もいたかもしれないが、それは極少数であろう。大半の人々は愛するものの命を奪われ、人生の生活のすべてを奪われて、路頭に迷ったと思う。このような状況にして、得たものは何なのか常に疑問である。

  • hea********

    2.0

    アメリカにとって都合がいいベトナム戦争

    最近パッとしないイメージのオリバー・ストーン監督作品です。 しかし最新作の「野蛮なやつら/SAVAGES」は面白かったです。 正直この映画でオリバー・ストーンのイメージはかなり悪くなった。 ベトナム戦争での悪はアメリカ軍であることは明白なのに、拷問やレイプなどのイメージが悪いことはベトナム人にやらせて、アメリカ軍やアメリカ人のいいところばかり撮っている。 完全にアメリカ軍のプロパガンダ映画に成り下がっている。 それでも「ハート・ロッカー」よりはマシかもしれないが・・・ 途中からは戦争映画ではなく、説法のような感じだが抽象的すぎて理解しにくい。 最後まで見ても感動は無いし、何が言いたかったのか分からなかった。 アメリカ人に仏教は無理そうだ。

  • abu********

    4.0

    ネタバレなかなかの力作

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yv3********

    5.0

    ネタバレオリバーストーン監督ベトナム戦争三部作!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • gar********

    5.0

    ネタバレ戦争映画というよりも、、

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • miy********

    4.0

    西洋人が作った東洋の映画

     一女性の体験を通して描かれたベトナム、戦争、アメリカをまるで自分がその場に居るような気持ちで見入ってしまいました。  私はベトナムのことをよく知らないけれどオリバー・ストーンは西洋人という立場で東洋を舞台にした映画を見事に描いていると感じました。贅沢言えば英語でなくベトナム語(?)で作ってほしかったです。  冒頭のシーン、ベトナムの風景と喜多郎の音楽が美しくて印象的です。

  • chi********

    4.0

    ベトナム戦争4部作の完結

     この映画は、オリバー・ストーンのベトナム戦争を主題とした完結作品。「プラトーン」でアメリカ軍兵士から見たベトナムを、「7月4日に生まれて」で帰還兵から見たベトナムとアメリカを、「JFK」でケネディ大統領暗殺からベトナム戦争へ突入するアメリカを描いてきた。  この映画では、アメリカ兵とベトナム人から見たその後のアメリカを描いている。前の作品ほど評価されていないような気がしますが、女性の半生を通して戦争を見つめる視点は、胸に迫るものがあります。  主演は、日本では宇宙人のトミー・リー・ジョーンズ。個性派俳優が、ベトナム戦争を充分に物語ってくれます。

  • syu********

    3.0

    ベトナム版“風と共に去りぬ”の評

    東南亜の田園風景ってなぜにあんなに美しいのでしょうか! オリヴァー・ストーンの「プラトーン」、「7月4日に生まれて」につづくベトナム戦争もの。初めて、女性の視点から、そしてベトナム人の立場から、ベトナム戦争とその後の時代を検証しています。彼自身の言葉を借りれば、これは「ベトナム版“風と共に去りぬ”ともいうべき一大叙事詩」。 先祖や家族を大切にするベトナム人の姿が映されているのも好感的だが、ベトナムで許可が出ずカンボジアで撮影している。 夫役トミーリージョーンズは特殊部隊員らしくタイガーストライプを着用、戦闘シーンは少ないが当時の再現が徹底している。 特に陥落直前のサイゴンのシーンは素晴らしい。 最後が可哀相なジョーンズと父親役のハイン・S・ニョールの演技も印象的。 日本人が忘れかけている先祖と家族、自分のルーツを大切にする想いが伝わる作品です。 この映画で一番印象に残っているのは、レ・リーの生き方そのものよりも、彼女の父の言葉です。彼の、「仏教」をベースとした考え方(祖先を大事にするとか先祖伝来の土地を守るとか)と「キリスト教」のそれとの根本的な違い。「同じ人間じゃないか」というきれいごとの前に、やっぱり宗教の違い、文化的風土の違いは、人間同士の理解を深めるうえで、大きな障害となるのです。

  • sea********

    3.0

    ベトナム人女性の視点から見たベトナム戦争

    『プラトーン』、『7月4日に生まれて』に続く オリバーストーンが描くあるベトナム人女性の実話に基づいたベトナム戦争映画。 ベトナム戦争をアメリカ側から描いたり、帰還兵士について映画は 今まで何作品か見てきたが、今回初めてベトナム人女性の視点から見た物語を見た。 自分の運命を受け入れ、 尋常ではない苦難を味わい、 力強く生き抜いていく。 運命を受け入れ、 困難に立ち向かい、 諦めずに突き進む。 今まで見てきたベトナム戦争映画からは学べなかったことを深く考え、学ぶことができた。あとバックグランドミュージックが凄く良かった。

  • fbx********

    2.0

    何を描きたいのか

    戦争は厭だ。 アメリカ人はただ、戦争は厭だという映画を撮り続ける。 贖罪意識が働いているのかはよく分からない。 オリバー・ストーンは今日も撮り続ける。 マイケル・ムーアのような斬新な視点もなく。 自堕落にカメラを回し続ける。 もういいよ。

  • カッチン

    4.0

    O・ストーンらしい仕上がり

     天と地の間・・・祖国とアメリカの間、南と北の間、平和と戦争の間・・・。 とにかく理屈ではありえない理不尽な状況下で強く真っ直ぐに生きるレ・リー、事実に基づく映画で非情に重みがある。。。 “感謝とは何か?生きてるだけで幸せなんだ”平和ボケしてるものには判らないが現場に行ったスティーブ(T・リー・ジョーンズ)だからこそ言い切れる!  まさに言葉の重み、平和の有り難さ、O・ストーン監督らしさがあって、親子の再会時には判っていながら不覚にも泣いてしまった・・・。

  • zzz********

    2.0

    トミーはよかったのですが・・

    相手役の女性に不満。。。 トミーと一緒にいると大木に止まっている蝉のようで、どうもねぇ。 演技も容姿も子供のよう・・ がっかりでした。 内容も何だか平坦過ぎて伝えたいことが今ひとつ掴めなかった。 題材はよいのだから演出にもう少し気を遣って欲しかったなあというのが本音です。 トミー大ファンの私としては残念でなりません。 不満だけが残ってしまいました。 唯一 ヴェトナムの美しい自然が不満を緩和してくれたようです。 他の俳優でもよかったじゃん! って感じです。

  • いやよセブン

    4.0

    天と地の間にいるから悩む

    ベトナム人で、アメリカに渡り成功した女性の実話。 ベトナム南部で生まれ育った主人公は、フランス植民地、南北分裂、アメリカとの戦争を経験する。 南ベトナム政府軍にベトコンのスパイと疑われ拷問を受け、賄賂を使って釈放されると、今度はベトコンが政府軍のスパイとして逮捕、レイプされる。 サイゴンに出て、あるお金持ちの家に住み込みで働くが、主人との間に子供ができ追い出される。 子供が生まれ、米軍相手のホステスなどをしているときに、ある米軍兵士(トミー・リー・ジョーンズ)と知り合い、アメリカで結婚する。 夫は戦争のトラウマから精神に変調をきたし、自殺してしまう。 不動産業とレストラン業で成功、戦後のベトナムを訪れる。 「天と地、北と南、共産主義と資本主義の間で翻弄された」との述懐が入るが、ベトナムの歴史は侵略の歴史であり、現在、恩讐を越えてアメリカと付き合っている姿は感慨深い。

  • kom********

    5.0

    ベトナム戦争って・・・

    ベトナム戦争って、本当にいろいろなテーマで映画になるなぁと。トミーリー・ジョーンズの深いしわの容姿は悩み深いアメリカ人にぴったりです。

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