天はすべて許し給う

ALL THAT HEAVEN ALLOWS

89
天はすべて許し給う
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(6件)

ロマンチック28.6%切ない28.6%悲しい14.3%かっこいい14.3%泣ける14.3%

  • arl********

    3.0

    サマンサのお母さん

    なんだか説教臭いし、複数の点で納得がいかない話でした。例えばウェッジウッドの破片が「ないよ」ってあっさり言うくせに実はあるとか、子供たちの家に対する考えがあっさり変わっちゃうとか、そもそも二人がなぜ惹かれ合うのかとか。ヒロインが大して魅力的じゃないからイマイチなのかも.... 「奥様は魔女」のサマンサのお母さんがヒロインの友達役で出てましたね。 いいシーンで必ずかかるブラームスの1番の交響曲がミスマッチでくどい。

  • 一人旅

    5.0

    愛の敵は誰なのか

    ダグラス・サーク監督作。 子持ちの未亡人キャリーと年下の庭師ロンの愛の行方を描いたドラマ。 キャリーの住む町の住民は保守的。ロンと一緒にいるキャリーを目撃した意地の悪い女は、キャリーをふしだらな女と見なして悪い噂を町中に広める。キャリーもその保守的なコミュニティにどっぷり浸かっていて、自身の古い考え方から抜け出すことができないのだ。キャリーとロンの愛は本物だが、二人の愛は周囲の人々の格好の標的となる。キャリーの子どもたちでさえ、町の住民同様に母親の恋愛と再婚を露骨に拒絶してしまうのだ。 そして、噂や世間体に対するキャリーの意識が、二人の愛の足枷になる。そうした中、ロンだけが真実を見抜くことのできる存在。他人の意見など気にもせず、キャリーとの純粋な愛を求め続けるのだ。 人々の噂や考えが二人の愛を隠してしまう悲劇。二人の愛に他人が関与するのだ。とは言っても、他人が直接的に愛を壊すわけではない。キャリー自身が他人の意見を尊重した結果、自分自身の嘘偽りのない愛を自ら否定しようとしてしまうのだ。これは決して特別なケースではないと思う。現実でも結婚は家と家の結びつきであり、相手の家柄が気になるのは当然のことだ。それに、若い男と未亡人がくっつくとなれば、良からぬ噂が流れるのも仕方がないのかもしれない。 二人だけの純粋な愛が出発点でも、他人の意思が愛の上に次々と覆いかぶさる。それをかき分けてかき分けて、元々あった純粋な愛だけを拾い上げるのは決して容易いことではない。何より、愛の本当の敵が他人ではなく、欺瞞に満ちた自分自身の心にある点が厄介なのだ。 愛に真摯に向き合うキャリーとロンの姿を描いたストーリーは見応えがあるが、演出面でも本作は優れている。特に、ロンが手入れを続ける風車小屋や小さい陶器が、二人の愛の状態を象徴するかのように映し出されていく演出は素晴らしい。また、大事な場面で二人の心を接近させる役割で登場する動物の存在も神秘的で美しい。 ダグラス・サークの作品は現時点で本作と『心のともしび』の二本しか鑑賞していないが、共通して言えるのは音楽の選曲と曲の出しどころが絶妙だということ。二人の感情の高まりに呼応するかのように流れ始める感傷的な音楽が、観る者の感情を一層揺さぶってくれる。

  • e_s********

    4.0

    『天が許し給うすべて』と同じ作品!

    私の手元にあるDVDとタイトルが、若干違うので、この投稿欄で良いのか迷いつつ、あらすじ、キャスト読んでも同じ作品のようなので、いいかな?  古き良き時代の映画ですね!  夫に先立たれ、貞淑に生きてきた未亡人。  庭師の年下の男性と恋に落ちるも、周りそれを許さない…。 現代であれば、映画化しないような物語でも、当時は新鮮だったのでしょう。  お互い、ほんの少しの思いやりで、うまくいくはずなのに、お互いの想い、わがままがあってうまくいかない主人公たちだけど…。  プチブルジョワたち(暇人)の噂話し、子供たちのことを一番に考えたのに、裏切られる…  子供たち(成人している)って、どこもあんなもんさ(^^ゞ   上品な大人の恋愛映画は心地良い…。

  • じぇろにも

    3.0

    喪に服す2人の子持ち

    庭師

  • ********

    5.0

    よろめかない未亡人

    1955年。ダグラス・サーク監督。前年の「心のともしび」につづいてロック・ハドソンとジェーン・ワイマンを使ったメロドラマ。大学生の息子と娘がいる未亡人の恋のゆくえが冒頭の紅葉の季節から最後の雪の季節まで、すばらしい音楽に乗って描かれます。正直にいってもはや若くないジェーン・ワイマンの、最初からわかりきった結末なのに感動してしまう大人の映画です。 ある程度成功した夫を持っていた未亡人の恋の相手として、年上の落ち着いた男(情熱なし)、お遊びで関係を迫る男(酔っ払い)、階級差のある庭師だが信念をもつ若い男(ソロー的)が現れる。冒頭から彼女の思いは若い男にあることは一目瞭然なのですが、階級差、年齢差、世間の噂でとまどう彼女が、一端は男に身を任せながらも子ども達の抵抗であきらめるが、男のけがをきっかけに結ばれる。その結ばれるシーンなどを効果音ばっちりで盛り上げるわけでもなく淡々としずかに描くなめらかな展開がたまりません。日本だったら間違いなく「よろめき」(理性を失ってもうどうにでもなれ。by三島由紀夫)になってしまうところ、最後まで意志的で我を失わない。だからといって感情の振幅を抑圧するわけではなく熱情を隠さない。冷静に燃え上がる愛。カメラも無闇によったりひいたりせず端正に対象をとらえています。 未亡人の娘が俗流フロイト学説で男女の関係を解説したり、未亡人を苦しめる男たちの表情が影でまっくろになったりとわかりやすい。しかしまったく俗っぽくはなっていない上質なメロドラマです。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
天はすべて許し給う

原題
ALL THAT HEAVEN ALLOWS

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-