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ドゥ・ザ・ライト・シング (1989)

DO THE RIGHT THING

監督
スパイク・リー
  • みたいムービー 105
  • みたログ 638

3.48 / 評価:191件

ラブ or ヘイト

  • yrseijin さん
  • 2011年10月30日 21時42分
  • 閲覧数 1595
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

 スパイク・リー監督の映画を初めて見た。

 初めて見たリー本人の容姿は、背が低めでやや猫背、胴が短くて足が内股ぎみという、一般的に我々が黒人に対して持っている、フィジカルが恵まれているというイメージを軽く裏切るものだった。一口に黒人だ白人だと言っても様々いて、こんな人やあんな人、こんな人までいるというあたりをユニークに、そして赤裸々に描いていて面白い。

 心理ゲームで、5人の登場人物が繰り広げるショートストーリーを聞き、好きな順序にカードを並べるというのがある。そのストーリーは主人公にはっきりとした重心が置かれていないので、人によってかなり違った結果になる。5人の人物は「自由」「愛」「権力」「金」「性」を象徴していて、並べた順は価値観の優先順だよということを被験者は後から聞かされて楽しむというものだ。

 この映画のストーリーも、どの人間に共感するかが人によってマチマチになりそうなところがそのテストに似ている。主人公はスパイク・リー扮するムーキーなのだが、自分はムーキーのカードは最初に置けないと思う。「も~~っ、あったまにきた!」って感じで、自分が勤めているピザ屋のガラスをゴミ缶で破壊し暴動に点火した彼の行動に、感情的にノレなかったのは、自分が人種差別のない環境で暮らしているからなのだろうか。分からない。

 自称「市長」ことメイヤーはわりとヒーローっぽく描かれているな。落ちぶれ飲ん兵衛ジイさんだが、中々いいところを持っていくし、ムーキーに向かって「ドゥ・ザ・ライト・シング」と言ったのはこの人だ。

 衝撃の問題作!と銘打たれているが、問題提起作という感じだ。


< 蛇 足 >
 妹役の女優がリー本人と目がそっくりだったので、きっと本当の姉妹を使ったんだろうなと思ったら本当にそうだったのでびっくり。

 ジャズを中心としてブラックミュージックは好きなので、DJのサミュエル・L・ジャクソンが伝えた偉大な足跡を残した黒人たちの名を聞いていると、結構知っている人が多くてうれしかった。(なぜかチャーリー・パーカーの名前が出てこなかったのが残念)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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