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道中の点検 (1971)

TROVERNA NA DOROGAKH

監督
アレクセイ・ゲルマン
  • みたいムービー 7
  • みたログ 20

4.13 / 評価:8件

アレクセイ・ゲルマン

  • bar******** さん
  • 2017年9月10日 13時37分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

道中の点検。パルチザンを描いた作品としては一級もの。

つらかったのだろう、苦しかったのだろう、ディテールすべてがそれを物語っている。しかし人間の生き様がこれ以上ないほど浮き彫りになるのは、そういうときだ。国籍が違っても、さまざまな事情で軍に入れられることがある。最後の列車強奪シーンを見ると、ドイツ軍にいるロシア人たちは、主人公のラザレフのようには罪悪感を抱いていないことがわかる(特にあの脱走の若者に至っては、我が身かわいさに裏切り行為もする卑怯者として描かれている)。

しかし、そこでラザレフは、自身の故国のために命を投げ出す覚悟を見せる。なぜだろうか。
故国に戻っても、おそらくラザレフの信用が戻ることはないだろう。第二のソローミン、第二の少佐があらわれ、居場所をかき消してしまうだろう。
しかしラザレフの望みは保身ではない。ともに戦うことだ。
生き残った者たちが笑い合う中、散っていった兵隊たちの顔がよぎる。

パルチザンの隊長のキャラクターが印象的だ。最後は彼の嬉しそうなかけ声で終わるが、彼が何よりも証人となるだろう。いろいろな兵隊たちの顔が彼にダブる。

死んだものたちと生き残ったものたち。英雄と生き証人たち。
両者がダブって見えるのは印象深い。まさに激烈な戦いだったのだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
  • 知的
  • 切ない
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