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遠い太鼓 (1951)

DISTANT DRUMS

監督
ラオール・ウォルシュ
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3.27 / 評価:11件

超異色西部劇!!いや南部劇と呼ぶべきか?

始めて見た感想として全然西部劇ではない!

~ストーリー~
フロリダ半島の奥地の古い砦に篭ってるメキシカン海賊と
仲間のインディアンを討伐しにやってきた海軍軍人と、
もとからそこに住んでいる海軍大尉の話ですよ。
(DVDの箱の裏についてる解説は嘘八百)

え?メキシカン海賊ぅぅ?山賊でなくぅ?
海軍?騎兵隊でなく?てか、
アメリカに海軍なんてあったわけぇ~??
アメリカと日本て戦争してたのぉ~???状態である。

これはどの部類に分類すれば良いのか実に悩ましい映画である。
西部劇と言えばそれは絶対に間違いである。
開拓時代より20年程度前だし、何より西部ではない。
では『風邪とともに去りぬ』みたいな南部モノかといえば、
それも違う。
似た映画は『征服されざる人々』である。
『征服されざる人々』と『遠い太鼓』の共通点は
アメリカの発展中期である事である。
従って、これからはこういうどっち付かずの映画を『殖民劇』と呼ぶ事を
ここに宣言する!!

さて、アメリカの映画ジャンルに
新たなる一ページを加えたところで内容なのだが、
これまた50年代の映画とは思えない。
当時の映画は意味なく恋愛ねたをぶち込む最盛期で、
普通に考えればゲイリー・クーパーと
キャサリン・ヘップバーンあたりがキスして終わったりするものだが、
何でか女が一人も出てこない。
物語の破綻も見逃せない。何で海賊の人質の農場主がスペイン語しゃべってんだよ!
ここはどこだよ!
あと、海賊弱すぎ。優に100人、
加えてインディアン150人の大部隊に対し大尉率いる海軍は、
艦砲の援護無しに50人、負けるわけねえだろ!

インディアンも見逃せないポイントである。
50年代の西部劇のインディアンは『平和のタバコ。飲む。よいよい。』と言うか、
『オホホホホホホホ~』と言うかのどちらかである。
しかし、この映画のインディアンは黙って追跡をし、
捕虜をなんとワニが入れられた堀に投げ落とすのである!!
西部劇のレギュラーで見慣れてるスー、コマンチ、アパッチと違う
なんだか怖い・・・

あと、あの有名な水中格闘シーンだが、うん、すごい。
水槽の中に川底を再現した事だけでも評価できると思う。
どんな映画見ても、普通に考えても水中なんかで戦わない。

まあ、西部劇好きというより、19世紀のアメリカで、インディアンとアメリカ美男が戦う話が好きな方はごらんになる事をお勧めいたします。と言うより、これはかなり面白い映画で、500円で売っていますから是非見てください!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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