あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(15件)
- oce********
3.0点
ダラスのラジオ局の人気DJバリーの毒舌相談。 毎夜悩みを抱えた様々な人種のリスナーの相談に乗り人気を得ている。 その人気によって全国ネット化の話が持ち上がる。 過激すぎるが故の人気だが、その分敵も多い。 当たり前のように文句だけ言うリスナーもいるわけで、そこに対しバリーは徹底的に反論する。 病んでいるアメリカの声が聞こえてくるようで興味深い。 楽しんで聞いてないという声は、ストレスのはけ口としてでしか利用されてないという虚しさも。 オリバー・ストーンの監督作でも全く知られてないが、こういう小品でもしっかりと作れるのは見事。
- エル・オレンス
5.0点
エリック・ボゴシアンは、舞台版でも主演しているだけあって、流石の名演!もう完全に彼の独擅場ですね!DJが毒舌マシンガントークを繰り広げるだけの映画なのに、最後の最後までグググっと惹きつけられてしまう・・!(同1988年の米国アカデミー賞演技賞の候補にすら挙がっていないのが不思議でならない) 顔や表情が全く見えない相手と討論する緊張感も半端ないし、ガラスに映る顔とガラスの向こうに見える顔が並ぶ映像演出は、オリバー・ストーンならではのセンスが光ります。 O・ストーン監督作の中では、前年の『ウォール街』(1987)と並ぶ社会派映画の傑作と言えるでしょう。 ====================================== ★1988年ベルリン国際映画祭 個人貢献賞(エリック・ボゴシアン)受賞
- jir********
5.0点
さすがオリバーストーン、えぐり出すね。 毒舌ラジオのDJの世間に対する波及効果と自分の精神との内なる見つめ合い。 一言で言うとこういう映画なのだが、これが テレビに移り変わってさらに YouTube の時代になっているので、この主人公はこの当時は ラジオの DJ というのは 珍しい存在だったが、今では誰もがこの主人公と同じようになり得る危険性をはらんでいる 現にネットでの言い合いから殺人事件なんかも起きている 個人的にはこのラジオの DJ の主人公はサービス精神でやっていたように思う、やはりそこはプロ根性で 相手にどうやって楽しんでもらおうかというものの一つが毒舌だった。 そんな気がしてならない なのでエンターテイメントも混ぜてやっている人と、全てを真に受けてしまう視聴者というのは 視聴率的には相性がいいのかもしれないのだが 相手の敵としての標的となってしまう。 今は少しでも ネガティブなことやヘイトが混ざっていると散々に叩かれてしまう時代になったので、こういう気骨のある 主人公というのは 今は非常に価値のあるものだと思う。 ほとんどがトークだけで進む物語というのもまた良かった。
- 一人旅
4.0点
オリヴァー・ストーン監督作。 ダラスの地方局で活躍するラジオパーソナリティとリスナーの舌戦を描く。 パーソナリティのバリーはリスナーから次々と本音を引き出していく。人種差別やドラッグ、性犯罪といったアメリカ社会の暗部を、リスナーとの会話を通じて露呈させていく。情報操作されないリスナーの声はメディアが伝える情報とは一線を画する。生放送で語られるリスナーの生の声は現実的で切迫感があり、アメリカ社会の嘘偽りのない姿が浮き彫りになっていくのだ。無数のリスナーが抱える社会への不満や怒りを一手に引き受ける存在となったバリーは、やがて命を狙われるようになる。リスナーは匿名性に守られているが、顔も名前も知られているバリーはあまりに無防備な存在。誰も本音を言わない中、バリーだけが恨みを買うことを恐れず本音を世間に語り続けたがために人々の憎しみの対象となってしまったのだ。 バリーに扮したエリック・ボゴジアンの一人芝居は圧巻で、狭いスタジオ内で抜群の声力と存在感を発揮している。
- abu********
5.0点
こ、これはすごい。 口は災いのもとと言うが、、、、。 匿名だから、顔知らないから、 だからやれて、だから怖い、、、、。 この映画のテーマは、、、今の時代に 言える事、、、、かなり考えさせにれた。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ベルリン国際映画祭第39回