ドクトル・ジバゴ

DOCTOR ZHIVAGO

PG12194
ドクトル・ジバゴ
3.9

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(68件)


  • yyb********

    5.0

    ジバゴの進む先は

    ロシア革命に翻弄されながらも懸命に歩み続ける医師のジバゴやその一家の姿を描くヒューマン映画。小さな語り口から始まる作品であるが、その後一気に壮大な物語へと。物語のインフレーション。どれ程の歳月をかけて製作されたのかとただただ唸る。極寒のロシア。凍りついた屋敷のシーンが凄い。

  • le_********

    2.0

    拡張版ロードムービーに堕してしまった

    監督:デヴィッド・リーン、脚本:ロバート・ボルト、原作:ボリス・パステルナーク『ドクトル・ジバゴ』、製作:カルロ・ポンティ、撮影:フレディ・ヤング、ニコラス・ローグ、編集:ノーマン・サベージ、音楽:モーリス・ジャール、主演:オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ、1965年、197分、米英合作、配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー、原題:Doctor Zhivago 第二次世界大戦後、ソビエト連邦の将軍、イエブグラフ・ジバゴ(アレック・ギネス)は、腹違いの弟ユーリの娘を探していた。戦災孤児の中にそれらしき娘がいると知らされ、モンゴルとの国境近くのダムの事務所で、トーニャと名乗る少女(リタ・トゥシンハム)に出会う。トーニャは父と母の名前、顔、素性を知らず、イエブグラフが彼女の父母の素性を明かしても狼狽するばかりであった。イエブグラフは彼女に、ユーリ・ジバゴ(オマー・シャリフ)の生涯を語り始める。 3時間以上に及ぶ大作であり、主題曲「ラーラのテーマ」でも、タイトルはよく知られている映画だ。 大昔に見て、これが二回めの視聴となるが、正直なところ、やはりピンとこない。 カネがかかっているのは見ればわかる。広大な草原や雪原、山々を取り入れたパノラマ風な背景、大雪の後の家や街並みのセット、また上流社会の人々の身につける衣装や履き物、装身具、騎馬部隊の多数の馬やエキストラなど、巨額の製作費のみでなく、綿密なスケジュールの下、相当の時間をかけて撮影されたものであることはわかる。問題は、それら豪華な<装飾>が、ストーリー展開に密着せず、乖離してしまっていることだ。 原因を手繰るなら、やはり脚本に行き着くであろう。ジバゴというひとりの男の人生を描いているという点では、いわばロードムービーの拡張版である。ロードムービーは全般につまらない。なぜかといえば、その人物ひとりが登場し、その人物にかかわる者は、脇役でしかないからだ。メインの旅路以外に、サブのストーリーが語られていれば成功する、というわけでもないが、要するに、牽引力がなければエンタメ性も消えてしまう。もし原作がメインストーリーのみであるなら、内容の意義を保ちつつ、それを書き換え、映画の脚本に直すのが、脚本家の仕事だろう。 後半はダレ気味となり、よく言うなら、純真な性格ゆえのジバゴという男の<自らの信念に基づく生き方>を描くのみになるので、革命や戦争が遠因とはいえ、興覚めな展開となる。ラーラ(ジュリー・クリスティ)とは、偶然にも何度か出遭ううち恋仲となるが、そういう設定は別にかまわないのだ。一度は別れを告げにわざわざラーラのところに行ったジバゴが、なぜその姿勢を貫かなかったのか、成り行き自体は見ていればわかるが、そのあたりにも脚本や映像表現などでひと工夫ほしかった。 脚本としてよかったのは、全体をイエブグラフの回想でくくったことと、ドクロル・ジバゴという人間の出現のさせ方であろう。少しずつ断片的に登場させるやり方は、興味を引いてよい。ロシア革命にかかわる騒動にジバゴたちも翻弄される。革命軍の活動家のふるまいや内部の事情、貧富の差や革命軍のしたい放題の描写は興味深い。 メインテーマ「ラーラのテーマ」は美しく覚えやすい旋律であるが、必ずしもこれが流されるシーンのすべてにこの旋律がふさわしいとは思われない。それぞれのシーンにふさわしい効果的なOSTを付けるべきであった。 ヴィクトル・コマロフスキー役のロッド・スタイガー、パーシャ・アンティポフ(=ストレルニコフ)役のトム・コートネイの演技はすばらしい。 一大叙事詩などとも評価される映画だが、標準的な映画であると思う。撮影の苦労、演技の苦労、は、いずこも同じだ。 本作品は、アカデミー賞で脚色賞も受賞しているが、おそらくは、もっとごたごたした原作であったものを、映画化しやすいように直した点を評価されてのことなのだろう。映画を観るきっかけにするくらいで、アカデミー賞というもの自体を信用していない。

  • bluegray

    5.0

    心に残る名画。

    雪を見ると思い出す映画。 コロナ禍のステイホーム中、数年ぶりにじっくり鑑賞。 改めて詩的で美しい映像と、永遠の名曲「ラーラのテーマ」に酔いしれ、 名作鑑賞の喜びと充実感を存分に味わうことができました。 憂いと純粋さを宿す大きな瞳が印象的なユーリの子供時代を演じる男の子が オマー・シャリフジバゴのイメージぴったりです。

  • 橋本久雄

    4.0

    あの本は読まれているか?

    ラーラ・プレスコットの「あの本は読まれているか?」を読み終えたらタイミング良くBSで放送された。 封切り時は長いなぁという印象しかなかったが、今度はじっくり鑑賞。 共産党が恐れるようなないようではないと思うが、体制維持にそれだけ必死だったのだろう。

  • beautiful_japan_

    4.0

    ネタバレロシア革命の実像を描いている

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ジャビえもん

    5.0

    ネタバレ細菌の本質とは?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 文ちゃん

    2.0

    一大不倫叙事詩

    自分の子を身籠った善き妻を捨て人妻に走っただけの男。立派な事を言う程男の身勝手さを感じて全く共感出来ず。映画は大作だっただけ。でも男のエゴが美化されて良いかな?

  • sou********

    5.0

    おぉぉ、ラーラ!悲しくも愛された女…。

    なんて美しい別れのシーンだ! 仮設病院から、ラーラを見送るジバゴ。後ろ姿を見送る時に流れる音楽。部屋へ静かに戻ると、花瓶のひまわりが花びらを散らす…。 これは…映像じゃない。詩だ。 と、まぁ…超大作の、ここまで到達するのも結構大変なのである。 このシーン中盤だけどさ…。 序曲に始まるが…それだけでお疲れちゃん。 物語が始まるまでに、何分使うんじゃい。曲は美しいけどさ。 って頃に物語は始まる。こっから3時間オーバーの映画である。心の体力と集中力が尻込みする。 でも、意外と大丈夫なのだ。 とりあえず救われるのは、ラーラ(ジュリー・クリスティ)が美しい! 彼女を夢中で観ているうちに、物語に引き込まれていく。 見ず知らずのロシアのストーリーに、いつの間にやら取り込まれていく。 ラーラ、最高のヒロインだ。 こうなれば、あっさりクリア出来るのがこの映画。 脚本と演出が飽きさせない。 おまけに、こんなお得感もある。 物語に引き込まれていくうちに、知らないロシアの歴史を学ぶことができた。これは、結構な副産物だ。 まぁ、映画で描く世界は、作者の視点を介しているわけで、それが全てではないけれど、ざっくりと歴史の流れを知ることが出来るのは助かる。 というのも、かなり分かりやすく、帝政ロシアからロシア革命への転換期を描いてあり、国民の生活の変化もすんなりと入ってくる。 問題は、観ていて辛い。国民が過酷生活へ転落する事実。ブルジョアも貧困層も、財産を没収され富の再配分で生活が困窮する…。 と、いった感じで、分かりやすくロシアを描くのだ。 そんな歴史に翻弄される人々。それぞれの生まれ持った立場や、身に付けた政治思想…。登場人物それぞれが変わりゆく時代に抗いながら生きる姿はドラマチックだ。 時代に翻弄されながらも、愛する人に出会い、愛を貫く上での障害を乗り越えて生きていくジバゴとラーラ。 もう、純粋すぎて胸が痛い。 ええ。不倫ですよ。ジバゴの嫁のトーニャがいじらしいのよ。 わかっていても…この愛を否定出来ないんだよなぁ…。 苦しくて、苦しくて、切なくて、切なくて…。 物語の帰結…。 バラライカの才能…。ううっっ…素晴らしい物語だぁ…。

  • kak********

    5.0

    戦争と革命の最中でも、人間は愛を失わない

    原作は、ロシアの作家ボリス・パステルナークの同名小説。ノーベル文学賞を授与されながらも、社会主義を批判した内容と言われ、本国で出版禁止となりイタリアで出版された経緯がある。ロシア革命前後の混乱の時代を背景に壮大なスケールで描く叙事詩を、「アラビアのロレンス」で知られるデヴィッド・リーン監督が映像化し、代表作の一つとして今も輝いている作品。 物語は、医師であり詩人でもある主人公が革命の最中に出会った美しくも逞しい女性と恋に落ちる波乱の人生が描かれて行く。別々の人生を歩んでいた二人があるとき交わったことにより燃えるような愛が生れる有様は、混乱した世界をも飲み込んでしまう程切なくも美しく、愛の深さは計り知れないと教えてくれる。 主演のオマー・シャリフ、共演のアレック・ギネス、脚本のロバート・ボルト、そして音楽のモーリス・ジャールなど、主な出演者やスタッフは「アラビアのロレンス」にも関わっていて、デヴィッド・リーン一家のごとく息が合っている。また、挿入歌の「ラーラのテーマ」は映画音楽史上の名曲として知られている。 その「ラーラのテーマ」は劇中で繰り返し効果的に使われていて、ヒロインのラーラの感情の変化を巧みに表現している。ラーラを演じたのは本作品と同じ年に製作された「ダーリング」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリー・クリスティ。ロシア革命の混乱時代を逞しく”愛”に生きた女性の美しさを完璧に演じている。 共演では、喜劇俳優で有名なチャールズ・チャップリンの長女であるジュラルディン・チャップリン、主に舞台俳優で活躍しているトム・コートネイ、「夜の大捜査線」のロッド・スタイガーなどの実力派俳優がそれぞれの持ち味を発揮していて重厚な人間ドラマを支えている。 原作者のボリス・パステルナークも詩人であり、主人公と相通じる所があるし、自身も後に反体制活動の道を歩むなど、当時のロシアにおける社会情勢からすれば勇気ある行動で、本作品の力強さと無縁ではない気がする。見所満載で見応えのある作品であるが、セリフより映像で見せる手法が多く使われていて、これぞ本物の映画と思わせてくれる不朽の名作と言える。

  • kaz********

    5.0

    20数年振りに見た、やっぱり名作だった!

    BSでかかるというので観た。前に観たはずだったが、すごい映画だったという印象しかなく、筋書きシーンはほとんど忘れていた。 今回、ラッキーにもテレビ番組表でタイトルを見つけ観ることが出来た。御多分に漏れず、やはり素晴らしい作品だった。最初のシーンは何のことか全く分からなかったが、最後の最後で理解できた。 それにしても、今から約100年前、ロシアでは革命がおきて、街中は過酷な状況だったのだろう。汽車に乗れば雪の世界、銀世界はきれいでもあるが、どんよりしていてはこれほど憂鬱なものはない。そこにパルチザン、強制連行。 前見たときは、1905年日露戦争終結。1905年ロシア第1革命。1914年第一次世界大戦勃発。1917年ロシア2月革命。等々の予備知識が不足していたが、年をとるとともに周辺知識が増えた。これは、アメリカ、イタリアの合作映画。そんなこともちょっとは頭に入れて、映画鑑賞に臨んだが、やはり素晴らしかった。ラーラの美しさも印象に残った。ジバゴは決して怒るようなことはなく、忍耐強く、時代に合わせてギリギリに生きるところも魅力だった。 映画は、このように必死で生きる人々を描くような作品が、私は好きだとあらためて分かった。 今回、この映画と再開出来てよかった!

  • 伊藤一枝

    5.0

    ドクトルジバゴ

    何十年ぶりに、しっかり観ました️ ロシア革命他、戦争は何故あるのか。先ずはね。悲しい別離ですが、人間、真実の恋愛をしただけで、生きた意味があると改めて、二人が話しながら寄り添い歩く後ろ姿のカットで思いました️

  • t19********

    5.0

    最高のラストシーン

    BSでうん十年ぶりに拝見しました。 大変懐かしく、涙が出ました。 昔観たテレビ版の吹替え 「バラライカ弾けるのか?」 「弾けるなんてもんじゃないよ!」 「血は争えないな!」 が、名訳でしたね。

  • 岡本勇二

    5.0

    これぞ映画!バラライカ!

    高校生の頃に名画座でみた時はジュリークリスティの美しさに驚いた、テレビで何十年振りにみて、お父さんにあまりにも似過ぎでなんだか嫌だったジュラルディンチャップリンのよさにきづく。 とにかく凄い映画ですよね。映像と音楽の、史上稀にみる美しさで圧倒する。いくら制作にお金がかかったのか、いまでは到底につくることが出来ないであろうスケール。 お話しは不倫劇っぽかったんですね、これも今日見直して気付きました。 でも映像と音楽、それに2人の女優の凄すぎる魅力で、これぞ映画!と万歳したくなる気持ち。

  • S.I

    4.0

    不朽の名作なれど

    凄い名作。ということで久しぶりに観直してみる。 壮大な映像。味のある役者陣。美しい音楽。どれも一流。 しかし、以前ほど共感できない自分がいる。まあ自分も年を取ったのかも。 ジバゴが可哀そう、と思っていたが、今みると結構自己中。 他のレビューにもあるように男目線の生き方しちゃってるよ。 ということで最期は一人寂しく死んでいく。 山〇新〇のごとく。 哀れだが自業自得。

  • tam********

    1.0

    男性目線

    主人公に拒否感を抱いてしまい、物語が入って来なかったというのが正直なところです。 妻にも愛人にも手ひどい裏切りをしておきながら、なぜそこそこまっとうに人生を終えられたのかが納得いかない感じです。女性たちが、美しいアンドロイドみたいでした。人間としての生の感情が最初からセッティングされていないみたいです。正妻が「きっと夫はそちらに行くわ」と愛人に手紙を送り、また愛人は正妻の名を子どもにつけるほどリスペクトしていますという展開------男性としては本当に両方「良い女」で、それは陶然たる思いでしょうが。 タイトルにドクトルとある割には、医師としての優れた面が何だったか、まるで記憶に残らない話でした。

  • スーザン

    5.0

    圧倒的スケール。

    ロシア革命前後、時代に翻弄された男と女を描いたデヴィッド・リーン監督の一大叙事詩。 その時代背景の描き方や人物の心情の機微に、じっくりと時間を割く演出はリーン監督の真骨頂。 それゆえに鑑賞者は作品世界にどっぷりと浸れるのである。 (昨今観る映画の拙速な演出とは大きく違う所である) 本作も然り。 オマー・シャリフが激動の時代の中でも自分という人間を見失わないユーリ・ジバゴをじっくりと演じてくれる。 ジュリー・クリスティの美しさも忘れ難い。 ジェラルディン・チャップリン、 ロッド・スタイガー 、アレック・ギネス 、名優たちの演技。 映像、音楽、すべてに圧倒される名作である。

  • ame********

    4.0

    ネタバレ時代に翻弄された男と女の長い話

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bak********

    3.0

    ネタバレ不倫が気分悪し/バラライカが清涼剤

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • エル・オレンス

    5.0

    これぞ映画。これぞ名作。

    『アラビアのロレンス』 『ドクトル・ジバゴ』 『ライアンの娘』 監督デヴィッド・リーン、音楽モーリス・ジャール、脚本ロバート・ボルト、撮影フレディ・ヤング―・・ この4人が組んで生み出した上の3作品は、自分が映画ファンになったきっかけになり、映画ファンを続けられる原動力にもなっています。まさに人生を変えた名作たちです。 3時間半もの尺なぞあっという間に過ぎます。 美しく、力強く、圧倒的な映像。どの場面で静止しても、絵画のように映ります。 オマー・シャリフは、エジプト人であることを忘れるほどの熱演とハマりぶりで、『アラビアのロレンス』(1962)に並ぶ強烈な存在感でした。 ジュリー・クリスティは、同年『ダーリング』(1965)でアカデミー主演女優賞に輝くなど、まさに絶頂の1年。大袈裟ですが、本作の彼女はいつ見ても、この世のものとは思えぬ美しさです。美貌に衝撃を受けた女優は、彼女くらいでしょう。一方ジェラルディン・チャップリンは、ジュリーには無い可憐さが溢れており、なんとも絶妙なWヒロインキャスティングだと思います。 そしてモーリス・ジャールの天才的な音楽。彼の奏でる音楽があるからこそ、これほどの名作となったのは間違いないです。『ラーラのテーマ』はいつ聴いても、涙腺崩壊必至です。 また、初期のD・リーン作品からの常連だった名優アレック・ギネスの最後のタッグ作としても貴重。 同1965年は、『サウンド・オブ・ミュージック』と一騎打ちだったというのも、凄まじい時代でしたね。 現在では決して生み出せない映画。これを観ずに死んではいけません。 ====================================== ★1965年アカデミー賞 5部門受賞  (※作品賞ノミネート) 脚色賞、撮影賞、作曲賞、衣装デザイン賞、美術賞 ★1965年ゴールデングローブ賞【ドラマ】 5部門受賞 作品賞、監督賞、主演男優賞(オマー・シャリフ)、脚本賞、作曲賞

  • じぇろにも

    3.0

    ネタバレ序曲 星の下を歩く人

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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