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ドクトル・マブゼ

ドクトル・マブゼ

DR. MABUSE, DER SPIELER IMFERNO

187

一人旅

4.0

ネタバレ犯罪映画の最古典

フリッツ・ラング監督作。 犯罪王マブゼ博士とフォン・ヴェンク警視の対決を描いた犯罪映画。 最長版は300分近くある超長編のようだが、今回鑑賞したのは180分版。 予想とは異なり、哲学的な内容ではなく娯楽性の高い純粋な犯罪映画だった。 主人公マブゼの強烈な悪人面が印象的で、それを裏切らない冷徹な性格と善良な市民を巻き込んだ大犯罪の数々が見どころ。 株の暴落を利用した売却益の獲得、催眠術を駆使した賭博詐欺、秘密工場での偽札製造など、マブゼの犯罪のスタイルは多岐に渡っている。暴力よりも知能的犯罪が多いのも特徴。 だが、IQが高そうな割に詰めがやたら甘いのが謎。運頼みとも思える殺害方法を採った結果、二度もヴェンク警視を殺し損ねてしまうのだ。それが、マブゼ=“完全無欠な犯罪者”というイメージを損ねる要因になってしまった。

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