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毒薬と老嬢 (1944)

ARSENIC AND OLD LACE

監督
フランク・キャプラ
  • みたいムービー 16
  • みたログ 90

3.26 / 評価:31件

最後まで吸引力が落ちないブラックコメディ

  • Kurosawapapa さん
  • 2015年11月9日 7時29分
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画の大半は邸宅の一室のみが舞台、
また、118分間とコメディとしては比較的長丁場の枠内で、
次から次へと新たな展開を生み出していく脚本の妙に、驚きを隠せない。

アメリカンドリームやヒューマニズムを描いてきたフランク・キャプラ監督だが、
本作に限っては、 道徳 や 倫理 を無視した異色作。

なにせ、可愛らしい老姉妹が孤独な老人を家に誘い込んでは、毒入りワインを飲ませ殺害するという物語。

老嬢たちには、三人の甥がいる。
・自分のことを大統領だと思い込んでいる精神障害者のテディ
・狂気の犯罪者ジョナサン
・劇評家で新婚の主人公モーティマー(ケイリー・グラント)

この三人に結婚相手のエレーン(プリシラ・レイン)、警官オハラ(ジャック・カーソン)などが加わり、ドタバタ劇が展開される。

姉妹にとって、毒入りワインを飲ませるのは、
殺害というより、天国に行かせてあげる慈善事業。

死体も写さず、問題の地下室も写さないので、観る側の想像力をかきたてるとともに、ストーリーは お伽話のように展開。

途中、映画の話になり、
「 ホラー映画なんて作るべきじゃないわ 」という洒落も盛り込まれている。

老姉妹の、
近所で評判なほどの優しさ と 毒殺 、
この大きなギャップがこの映画のミソ。

不調和を感じながらも、
いつの間にか二人の温かい笑顔に丸め込まれてしまう。

ケイリー・グラントのオーバーアクションを含め、
本作は、あくまでも明るく、あくまでもコミカルにというコンテンツを崩さない。

特に後半30分の、
テンポある一挙手一投足、
畳み掛ける “オチ” の数々は見事。


この映画、
疑心暗鬼で鑑賞してみたものの、ちょっとした宝くじ当選気分☆

埋もれていたクラシックの名作。
キレのいい会話劇を存分に堪能できるブラックコメディです☆

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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