追悼 コネリー
- occ***** さん
- 2020年11月1日 14時00分
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今じゃ絶対に作るのが無理な作品。これだけの役者さんを揃えるだけで大変。
クレジット的にはダーク・ボガードやレッドフォードがトップにくるけれど、私はコネリーが実質主演だと思う。
どこで見たか忘れてしまったが、コネリーは色々ごねたらしい。その気持ちはよく分かる。ここまで出ずっぱりなのに扱いが、となったらそりゃあごねるわ。こういったところも、オールスターキャストが難しくなった原因なんだろう。そう考えるとコンティジョンはよく頑張ったなぁ。
ストーリーは歴史のなぞらえ。だからマーケットガーデン作戦をよく知らない人にはイマイチ分からないストーリーだと思う。その点がこの作品の不幸な所だろう。日本人向けではない。ならもっと情緒に訴えかければよかったのだが、そういった場面もほとんどない。空輸品のシーンとラストぐらいかな。
そういう意味では、テーマに乏しい作品ではある。
ただ戦争映画というジャンルではれっきとした金字塔だと思う。あの戦争では連合国側もミスを冒している、という史実は重要なポイントだ。昨今、アメリカ万歳的な映画が多い事を考えると特にそう感じる。
是非見た方がいい一品です。脂の乗った頃のコネリーを見るいい機会ですしね。
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