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奇人たちの晩餐会

奇人たちの晩餐会

LE DINER DE CONS

80

ker********

4.0

ネタバレコントみたいだけどいろいろ考えさせられる

印象に残ったのは小説家の男が、主人公の2人の醜態を見て、ツボにはまって大笑いをするところ。(この笑い方がまた楽しそうなんだ) 自分は登場人物の醜態にいたたまれなくなるたちで、はじめは面白いギャグも笑うに笑えなかったのだが、小説家の彼が大笑いしてからは、ようやく観ている自分も笑えるようになった。 不思議な作用だと思う。単なる釣られ笑いなのだろうか。 他のコメディ映画では、観客の笑いどころで笑う登場人物はあまりいないから、これは手法として邪道なのだろうか。 もう一つ思ったこと。自分はオタクなのでピニョンの方にも感情移入して見ていたのだが、観客がオタクを馬鹿にする出版社社長のピエール的な人格ならば、ピエールにしか感情移入しないということもありうるのだろうか。もしそうだとすると、観客がオタクか否かで作品の印象がまったく違ってくるのだろうか。 非オタク(非バカ)ぶったピエールが、実は彼自身オタクの話に目がない「オタクオタク」だったり、じゃあそうするとタイトルの「奇人たちの晩餐会」ってこういう意味なのかな、と考えたり、オタクと非オタクの境界についても考えさせられる。 落とし方が意地悪なのがちょっと嫌だったかな。「一連の騒動はピエールの人生の清算だった」というまとめが腑に落ちただけにそう思う。 査察官のオッサンのキャラが180°変わるのも面白かった。

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