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奇人たちの晩餐会 (1998)

LE DINER DE CONS

監督
フランシス・ヴェベール
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4.12 / 評価:234件

阿呆んだら、阿呆んだら、阿呆んだら♪

  • 一発太郎 さん
  • 2010年7月10日 12時53分
  • 役立ち度 16
    • 総合評価
    • ★★★★★

“上方文化”という言葉がある。“上方”は“かみがた”と読むのだが、
子供の頃は「東京の文化のことをそう言うのかな」とおぼろげに思っていた。
実際は大阪・京都を中心とする地方を“上方”と呼ぶというのだとか。
江戸時代に天皇が居住していたことがその所以。今では上方=大阪でもある。
で、上方文化というのは大阪を中心とした芸能文化ということなのですが、
バラエティ番組に大阪のお笑いタレントが欠かせないのは周知の事実ですね。

では、その上方文化を二分する芸能プロダクションって分かりますか?
分かりますよね~、そうです「吉本興業」と「松竹芸能」であります。
ダウンタウン、明石家さんま、島田紳助、ナインティナイン、etc
超ビッグネームが続く吉本興業の所属タレントに対して松竹芸能は、
笑福亭鶴瓶、オセロ、よゐこ、etcやや迫力に欠ける布陣となっていますね。

そして、地方の年配のお客さん等がツアーで大阪観光に訪れる時に
必ずと言っていいほど組み込まれているスポットが「なんばグランド花月」
漫才などもありますがお客さんの主な目的は「吉本新喜劇」なのであります。
かつては花紀京、岡八郎、間寛平、etcが所属し一世を風靡していました。
今でも“大阪のお笑い”の代名詞と言えば“吉本新喜劇”であることは確か。

このように圧倒的にお笑いシェアを獲得している吉本興業、吉本新喜劇に
張り合えた松竹の喜劇役者が自分の知る限り一人だけいました。
「藤山寛美」であります。松竹にも「松竹新喜劇」というのがあって
「吉本新喜劇」のギャグ頼みのひたすら軽いノリのステージに対して
しっかりとした脚本で人情喜劇を展開していくのが「松竹新喜劇」の特徴。
その「松竹新喜劇」の永遠の看板スターが「藤山寛美」なのであります。
20年間連続で舞台に立ち続けたことで有名な喜劇役者でありましたが
当たり役とも言える“阿呆(アホ)”の演技が最高に面白いのです。


この『奇人たちの晩餐会』を鑑賞して自分は「藤山寛美」を思い出しました。
“バカな人間、ピニョン”を演じるジャック・ヴィルレは素晴らしいですね~
当然、優れた脚本の上で成り立っていた演技なのでしょうが、そのバカさ加減は完全にぶっ飛んでいました。
こっちは単に映画を見ているだけなのに何故かピニョンの行動にイライラしてくる。
「ボコボコに殴ってしまいたい、こいつ…」なんて感情が沸々と湧き上がるのです。
こうなったらもう終わりです♪『奇人たちの晩餐会』の世界にどっぷり惹き込まれました。
バカにしようと招いたバカに翻弄されていく様はコメディというよりホラーな感すらある。


ところで…

あなたは馬鹿ですか?

あなたは阿呆ですか?

アハハ、どっちの言葉をよく使いますか?って質問ですよ。
大阪でアホ(阿呆)というのは愛されるべきキャラを指して使うことが多いのです。
例えば女性が男性に対してこのように言ったとします。

「あなたって本当にバカよね~」

「あんたってほんまにアホやわ~」

大阪の男は女にバカと言われることにはおそらくキレますが、
女にアホと言われることには免疫があるせいなのか逆に好意を持つという特徴があります。


男性が大阪弁で“阿呆”という言葉を使用する時の言い回しについてアドバイスしましょう。

「阿呆ばかりですね」→「アホばっかりですね」→「アオばっかりやなぁ~」
“阿呆”を“アホ”と発声するのではなく“アオ”と発声するのが“通”なのです。

「阿呆んだら、阿呆んだら、阿呆んだら」→「アオンダラ、アオンダラ、アオンダラ」早口でね♪


一発太郎的大阪弁講座になってしまいました。。。スンマヘン(● ̄(エ) ̄●)ノ

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