恐い方へ 恐い方へと行く ホラー
- 諸星大五郎 さん
- 2008年4月14日 20時08分
- 閲覧数 294
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- 総合評価
レビュを拝読していて、気になっていたタイトル。
さっそく鑑賞。
コンセプトというか、プロットというか、脚本というか、これ、なんとも秀逸。
皆さん「ショーン・オブ・ザ・デッド」と比較して書いておられるので、その意味でも一見の価値ありでしょう。
冒頭、いきなりベタなホラーの進行。これが罠だったわけだなぁ。
「恐い方へ 恐い方へと行く ホラー」
という川柳があって好きなのだれど、アメリカンホラーは、脅かし専門。
音響と映像で脅かして何ぼの世界だから、どうしたって主人公を、危ない場所へ歩かせなければならない。
リアルだったら、いくら物音がしたって、ヤバそうな場所へは単独でいかんでしょ。
警察呼んで、あとはじっとしてる。
幽霊や悪魔じゃなくたって、こっそり後に潜んだヨメに
「わっ!」と背中を叩かれたら、それだけで
「あたたたたたた!」と私は腰を抜かす。
そういう意味で、アメリカンホラーは姑息っちゃあ、姑息。
本作、冒頭で「これはアメリカンホラーじゃ、悪いか!」
とタンカをきってみせるのだが、あっという間に、あれれれれの急展開。
ブラックコメディ・B級アクション・青春ラブコメ ホラーの上にどんどんジャンルが被さっていくではないの。このスピードに、一体私は、どこに連れていかれるんだと、ワクワクドキドキ。
いやぁ、いいもん見せてもろうた。
イギリスのショーン…は黒い笑い。
アメリカの本作はあけすけな笑い。
出てる若い俳優さんたちにも爆笑。
とくに、首だけにされちゃった、あのお友達。
なんでそんなに邪気のないニコニコ笑顔ができるのさ。
アンタに痺れました!
映倫さんへ
これ、R指定でしたが、どこがRなんすか?
15で十分なんじゃないでしょうか。
ホラーには厳しくない?
詳細評価
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