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完全なる飼育

pap********

5.0

『監禁モノ』の傑作!!

あらら~、これも評価低いッスね~。 ファンも10人だけとは・・・。 確かに監禁モノだしね、あんまりよく思わない人が多いのかもね (てか犯罪だろ)。 そしてここだけの話、監禁モノも相当好きな私(変態ですな)。 洋画では、古いところで『コレクター(’65)』から 衝撃作の『ボクシング・ヘレナ』まで。 日本のドラマでは『ストーカー~逃げ切れぬ愛~』なんていう、 主演:高岡早紀、ストーカー役:渡部篤郎のドラマもあった。 そして邦画の監禁モノといったら、やっぱこの『完全なる飼育』 でしょお~!! 監禁モノの醍醐味と言えばなんといっても、あの異常な状況下 で『愛は生まれるのか!?』ということである。 --だって、自分を監禁している相手にだよ!?(興奮しすぎ)。 なのに、なぜかそれが恋愛関係に陥るパターンがあるのだ。 これが俗に言う『ストックホルム症候群』である。 自分をこんな状況に追い込んでいる張本人にも関わらず、 少しでも優しくされると『この人は実はいい人なのではないか?』 という錯覚に陥る-。 実際の誘拐監禁事件でも、こういう事例はあるらしい。 そして本作『完全なる飼育』であるが、主人公クニコ(小島)が 岩園(竹中)に『落ちる』過程は秀逸-。 最初はもちろん抵抗するクニコだが(当たり前だ)、岩園の紳士的な 振る舞いに、序々に心を開いていく-。 ここだけ聞いているとありえないと思われるかもしれないが、 その過程を丁寧に描いているので(私は)違和感はなかった。 この状況ならば、う~ん、7割くらいの女性が落ちるのでは ないだろうか・・・(んなコト言っていいのか!?) しかし岩園といい、他の監禁モノの男性といい、 特徴として、紳士的で潔癖なタイプが多い。 決して、体が目当てというわけではないのである-。 実際本作でもクニコが『ヤリたいならとっととヤッていいから、 早くウチへ帰して!!』と言う。 他の監禁モノでもこういうシーンはたいてい出てくる。 しかし男も決まって、 『そんなことは望んでいない。欲しいのは心だ-』 と、返すのだ。 一般人よりも数段レベルの高い、崇高で完璧な『愛』を求める彼ら。 あるイミ、究極な純愛かもしれない。 同じ女として、ここまで異性に想われるって、ちょっと羨ましいと 思ってしまうのは私だけだろうか・・・。 体目当ての男が多いこの世の中で、ここまで心の繋がりを求める-。 しかし、『監禁』という大罪を大罪とも思わないところも共通で、 そういうモラルだけが欠落している。 ※そうそう、決して私は監禁を推奨しているわけではないので あしからず-。この作品ではたまたま成功したかもしれないが、 こんなの映画やドラマなど、あくまで作りものの世界のみ!! そして何といっても特筆すべきは、主人公2人の演技である。 竹中直人はもちろん、小島聖ってこんなに上手かったんだ・・!? 絡みのシーンもまさに体当たりで、ただただ『・・・スッゲ!!』 と息を呑む(男子高生か)。 しかし監督が和田勉なんだもんなぁ~!? あんま知りたくなかったな・・・(-ω-;) てか、なんで勉?なにゆえ勉?どこから勉?(言いたいだけだろ)。 まぁ、監禁モノに興味がある方のみどうぞとしか言えない。 こういうの、嫌悪感を抱く人がかなり多いようなので・・・。 ちなみに衝撃作の『ボクシング・ヘレナ』もレビューしているので こちらも興味がある方のみどうぞ* こちらの監禁モノは、色んなイミで衝撃です-。 この『ボクシング』は『BOX』の現在進行系で、ボクシングをする ヘレナって女の話ではないのであしからず(笑)。

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