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上映中

鉄道員(ぽっぽや) (1999)

監督
降旗康男
  • みたいムービー 191
  • みたログ 2,380

3.75 / 評価:712件

不器用すぎる!

  • 三流映画ファン さん
  • 2010年5月14日 6時59分
  • 閲覧数 1541
  • 役立ち度 21
    • 総合評価
    • ★★★★★

それほど高倉健さんの映画を見てきたわけではないので、私の言葉など何の重みもないですが・・・・これほどまでに不器用で寡黙な男を演じられるのは高倉健さん以外いませんよね~。
鉄道員(ぽっぽや)としてしか生きられない、不器用な男の生き様・・・・身勝手と言えば身勝手、でも男から見ると、夢に生きるかっこ良さがたまりません!!
高倉健さんじゃなかったら、ただの家族を省みない仕事人間と言う感じにしか見えないのですがw
心の中では後悔の念でいっぱい・・・でも「ぽっぽや」だから仕方ない・・・・言葉少なですが、なんとも切ない心情が読み取れて泣けてきました><

私は、どちらかと言ったら、派手なハリウッド映画や重厚なサスペンス・社会派映画が好きなのですが、たまに邦画の人間ドラマを堪能したくなるのですよね~^^
私は洋画しか見ない、私は邦画しか見ない、私はこのジャンルは見ない・・・・と決め付けないで、映画って視野を広げて幅広く楽しみたいです。
でも30過ぎてからそう思えてきたのですけどね(苦笑)

話が反れましたが・・・。
廃線間近のローカル線、定年間近の駅長の乙松。
高倉乙松(笑)
鉄っちゃんが見てどうかは知らないけど、かっこ良すぎる!!
所作がなんとも美しいのですよね^^
こんな駅長がホームで仕事をしている姿を見たら、思わず写真を撮りたくなりそう。
でもこの駅長さん・・・・仕事以外は本当に不器用(苦笑)
家族を省みない仕事人間・・・世の中ここまで極端ではなくても、こんな昭和なおじさんいますよね。
そんな仕事人間の不器用なおじさん達に捧げたい映画でしょうか☆
妻と娘に先立たれ、しかもぽっぽやであるが故に死に目にも会えず・・・「ぽっぽやだからしょうがねえっしょ」と言いながらも、後悔の念に駆られているところが不器用でなんとも言えず高倉健さんでしたね>< 

そんな乙松を支える妻。
ぽっぽやの乙松に心底惚れていたんだな~って思いました!
周りから見たら家族を省みない人間のようにしか見えないけど・・・そんな不器用な乙松だからこそ惚れたんでしょうね^^
妻役の大竹しのぶが本当に素晴らしい!!
乙松を陰で支える様子がなんとも切ない・・・。
列車で病院に向かうため乙松と別れるシーンの窓越しの表情・・・・凄い、凄すぎます!!

対照的に、乙松の親友で、一番の理解者的存在の仙次役の小林捻侍がいつも通りの大根と言っては失礼ですが、ほっとさせる演技が映画全体を和ませましたね^^
寡黙な健さん、それを支える大竹しのぶ・・・これでは重過ぎますから(笑)
乙松が、俺は幸せ者だったな~と言うシーンがありますが、ホントそうですよね~。
不器用な男を支えた妻、わかりあえる親友、そして好きな仕事を真っ当した人生・・・・これ以上何があると言うのでしょうか!!

そしてなんと言っても、正月に乙松の前に現われる3人の少女が泣かせますね><
ここで興ざめするか泣くかは見る人の好みにもよりますが、私は泣けました!
2人目の少女が乙松にキスをするシーンには少々驚かされましたがw
3人目の少女を演じた広末涼子がなんとも可憐で可愛らしかったです^^
乙松の娘の幽霊と言うのはなんとなく想像できてはいたけど、なんとも自然な演出で違和感はなかったですね。
広末の素の良さを引き出した演出は素晴らしい・・・娘が父を喜ばせたいと言う気持ちがうまく表せていたと思います。
「早く死んじゃって親孝行できなくてごめんって」・・・健さん泣かしちゃだめだよ☆
あんまり広末褒めると袋叩きにあいそうですが、笑顔が素敵過ぎます(この頃10代?)。

志村けんのコントも含めて、見応えたっぷりな人間ドラマ、堪能させてもらいました!!
☆5以外考えられない・・・。

詳細評価

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