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カーラの結婚宣言 (1999)

THE OTHER SISTER

監督
ゲイリー・マーシャル
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3.88 / 評価:40件

母親目線で

  • belltree さん
  • 2011年6月26日 16時18分
  • 閲覧数 719
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

子供時代に、パニックになったり火事を起こしそうになったり、家族を
特に母親を疲れさせきっていたカーラ。
全寮制の特別支援学校に入り、みちがるほど成長して帰ってきます。
先生の教えをよく守り、向上心いっぱいで、自分の出来ることと出来ないことをわきまえ、頑張る子です。

主人公はカーラです。
が、私は、お母さんに注目します。
見栄っ張りで、娘のやりたいことを ことごとく反対します。
悪役のようです。

でも。無理もない。
自分は富裕階級で、周りは常識のある人ばかり。
立派に育って教職に付き結婚も決まった次女と違い、長女は同性愛者になってしまった。
可愛い末っ子を一時的にせよ何年も手放した負い目もある。
お母さんの嘆きはとても分かる気がします。

お金には不自由していないし、娘には知的障害があるのだから、家にいて静かに暮らしてほしいし
そうするのが娘の幸せと信じて疑わない。
就職だの一人暮らしだの結婚だの、とんでもない。
結婚相手が娘を守ってくれる頼れる人ならまだしも、職業訓練校も落第するような知的障害者。
長女が女性と愛し合うことも、許すなんてとても出来ない。

そんなお母さんが、カーラの熱意によってだんだん変わってきます。
障害者は何も出来ないし、迷惑がかかるから何もしないでほしい
デーサービスでも行って遊んでいてくれればいい
といったような世間一般のある種の既成概念から、カーラ個人の人となりを見て、考え、
最後には結婚を祝福してくれます。

きっと今後、カーラの結婚生活で一番振り回されるのがお母さんでしょう。
それでも娘の幸せのために、娘の引き起こす迷惑を引き受ける覚悟をしたのでしょう。

世間の多くの人が、このお母さんのように障害者を受け入れていってくれるならば、
時間はかかっても障害者にもLGBTにもマイノリティにも住み良い町になるでしょう。

カーラの結婚は必ずしもハッピーエンドではありません。
アクシデントの連続の始まり、ダニエルとの喧嘩の日々になるでしょう。
それでも、頑張れと思ってしまいます。
観客なので無責任だし、カーラの父さんはお金持ちだからいいよねとも思いますが。
それでも、頑張れ。
お母さんも、頑張れ。


余談。
カーラのゆっくり喋ってくれる英語が分かりやすく、ヒアリングの勉強に良かったです。

詳細評価

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