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狂っちゃいないぜ (1999)

PUSHING TIN

監督
マイク・ニューウェル
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2.18 / 評価:190件

珍しい航空管制官モノ

  • morecambeandwise さん
  • 2020年3月22日 4時17分
  • 閲覧数 288
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

タイトルの「狂っちゃいないぜ」が内容を正確に反映しているかというと、ちょっと微妙ですが、段々おかしくなっていく主人公ニック(ジョン・キューザック)の心理の説明としては当たらずといえども遠からず、といったところでしょうか。

NYの空はJFKとラガーディア、ニューアークと3つの飛行場が近接する密集地帯。航空管制官は空港に発着する飛行機のガイド役として、迅速な判断と的確な指示を出す、エリート中のエリート、というのが本人たちの意識。プレッシャーに負けて去っていく者あり、仕事中のストレスを他で馬鹿騒ぎして発散するものあり。ニックはその中でも能力もプライドも高く、美しい妻とかわいい子どもたちに囲まれて、幸せなはず、だった。

ある日新しく加わった同僚のラッセル・ベルが現れるまでは。

ラッセルはアメリカ先住民の血を引き、独特なクールさと、強引な管制官ぶりで瞬く間にニックの座を脅かすように。ホームパーティーでも異彩を放つ。そしてそこに現れたラッセルの妻メアリー(アンジェリーナ・ジョリー)はその美貌で一同の注目を集める。

ある日、スーパーマーケットで、ニックは泣いているメアリーを発見。ラッセルはバイクで出かけてしまったのだと言う。慰めがてらイタリア料理屋に彼女を誘ったニックは、なんのはずみか、彼女を家まで送るついでに寝てしまう。

妻への罪の意識にさいなまれ、ラッセルの反応が気になるニックは次第に疑心暗鬼になり、そんな時に妻の父が亡くなり、葬儀に立ち会った帰りに、ニックの浮気はバレ、家庭は壊れていってしまう。

そこからは負のスパイラル。帰りの飛行機が着陸が送れたのはラッセルの差し金だと疑い飛行機の中で大騒ぎ、さらに管制室に戻ってラッセルに殴り掛かったところで、管制室が爆破されるという騒ぎが。緊急体制で上空の飛行機を着陸させるためにニックとラッセルが居残りをするけれど、最後のピンチをすくったのはラッセルだった。

完全にプライドと自信を破壊され、ミスを立て続けに犯したニックは自宅療養。職場を辞めたラッセルを追って自分のキャリアを立て直すにはどうしたらいいか、アドバイスを聞きに。すったもんだしたあげく、立ち直ったニックは、妻の乗る飛行機に管制室から語りかける…。

ジョン・キューザックの、自信満々ぶりから転落の様子が楽しめれば、まあ成功と言えるんじゃないでしょうか。ラストの交信のシーンとかは、ベタだけど嫌いじゃないです。職務上、こんなことはしちゃいけないとは思いますが。

ビリー・ボブ・ソーントンのミステリアスぶりもなかなかだったと思いますが、アンジェリーナ・ジョリーが謎。まだこの時点ではキャリア初期で、「ボーン・コレクター」よりも前なので、結構謎な性格設定をされて、しかも無駄におっぱいをさらす役柄。上手に演じているとは思いますが、なんか軽く扱われているような感じがしました。

監督のマイク・ニューウェルはEnchanted AprilやFour Weddings and a Funeralなどが代表作のイギリス人監督ですね。ちょっと知的なブラック・コメディーをねらったんでしょうね。

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