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特攻大作戦

特攻大作戦

THE DIRTY DOZEN

150

mys********

5.0

倫理観よりも貫いたワルの痛快感。

自由奔放で協調性のかけらも無い小悪党ども。 こいつらが纏まっていく過程が面白い。 この兵士の面々の中ではカサヴェテス。 チンピラにもほどがあるほど、「NO、Sir!」が似合う男 初めの出会いの整列の番号をイレブン!と叫ぶところからチンピラ問題児確定です。 そんなカサヴェテスにリーマーヴィンはヤクザキックと大人の対応です。 ひげそり一つにしても水じゃ剃れるわけがねぇと大騒ぎ。 でも、始めて纏まったのはココでしたね。 文句があるヤツ前に出ろって言われて、知的で良識派のブロンソンや水なんあて使わないヤツまで出てたからね。 悪にも悪なりの協調性がココで見てとれる。 痛快さと言うなら、赤、青対抗戦も堪らない。 ここでのジョージケネディの痛快な笑い顔って言ったら無い。 悪たれ達もみんな大笑いしている。痛快ですね~。 さて、最後の襲撃シーンだけど。 これが静けさから始まる怒涛の銃撃戦。 ここの演出はヤバイね。 潜入がいつばれるのかと見ていてドキドキしてしまう。 外ではサザーランドがあの怪しい顔で見張りで、中でテリーサヴァラスがベッドの上で手榴弾で遊んでいるワケです。 これにドキドキしないワケが無い。 画面的にもとても立体的な効果で楽しませてくれる。 上下で言えば、窓に昇る際のロープや、地下壕への手榴弾の投下、スナイパーの狙撃、等が視線で追うところの上下の動きであるし、 横の動きで言えば、女をナイフで脅す場面や、橋への銃撃や、地下壕へ閉じ込めたり、手榴弾を投下すのに全力ダッシュするところなんても横の動きだ。 上下と横の動き、静から動への移り変わり、まさにお手本と言ってもいいほどの躍動した立体感、これが楽しく無いワケがない。 それにヒデェほどに皆殺し。 丘の上から橋への機銃掃射だったり、それを抜けて来た車を諸共踏みしだいて装甲車での脱出、極めつけは地下壕に籠る人間を士官、女諸共爆殺ですからね。 やりすぎだろと思いながらも、楽しさ満載。 つかニヤニヤしながら、空気穴に手榴弾投下する姿のなんて楽しそうな事。 さらにそれぞれの死に方も好きだ。 死に方にドラマは無く、撃たれれば倒れ動かなくなる。 こう言う描写も今じゃあんまり見なくなったモノです。 こう言う感じのが湿っぽくなくてイイ、つまんない事にこだわらなくて済むよ。 今じゃあガキどもに配慮してコレR指定とかつくんだろうけども、 ぶっちゃけこう言うのって子供の方が絶対マネしたがる程楽しむんだろうなとも思った。 ここまで突き抜ければ倫理観よりも悪党の痛快感が優先するよ。 まさにスペクタクルですね。

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