レビュー一覧に戻る
アンナと王様

アンナと王様

ANNA AND THE KING

147

shoko

4.0

タイ旅行のあとにぜひ見てね。

二週間のバンコクとチェンマイの旅から帰ったばかりです。 この映画は封切りした頃見ましたが、その時のいい印象が残っていたので、今、もう一度見てみたいと思いました。 まずは数日前訪れたばかりの王宮や寺院がでてきて感激! 壁画やエメラルド仏陀では嬉しさ最高潮! そしてそれがすべてマレーシアに作られた巨大なセットだと知ってまたびっくりでした。 考えてみれば納得ですが、それにしても素晴らしい出来だと素直に感心です。 ジョディ・フォスター扮するアンナ・レオノーウェンズは実在の人物で、みなさんご存知のようにミュージカル「王様と私」のモデルにもなっています。 こちらを昔見たときは、ミュージカルとしてとても楽しくて好きだけれど、西洋的なアジアだなぁと思った記憶があるので、この「アンナと王様」は当時の衣服や装飾、史実に忠実な映画だと感じ、好感がもてました。 でもその後、今回の旅行を含め二度タイを訪れたので、今作を見ながら、う~ん、王様、絶対こんなこと言わないぞ、とかアンナ、その態度ありえない~~とか、いや~これは史実とは違うんじゃないか、と一人つっこみが多くなっちゃいました (笑) どこかでこの映画はアンナの手記をもとにしているので、75%史実、25%フィクション、と書いてあったのを読んだのですが、それはちょっとパーセンテージが高すぎるような気がします。 この映画はタイでは上映禁止になっていますが、あらためて見て、その理由がわかるような気がしました。 国民からとても敬愛されている皇室・国王が、英国の女性教師の影響でタイの歴史を変えたといわれたら、それは不敬罪といわれても仕方がないような。 奴隷制を廃止したのも時代の流れ、実際には映画よりもっと年が離れている二人の間に、このようなロマンスがあったのかも不明です。 それでもこの王様がいかに教養があり、オープンマインドで、先見の明と寛容の心をもっていたか、アンナがいかに(当時の価値観をもっていたにしても)聡明で勇気と気骨のある女性であったかは、この映画の二人の様子にあらわれているように思います。 実在の人物をベースにした映画で史実がまげられていることはよくありますが、それには賛成できないにしても、本当はどうだったんだろう、と疑問に思うきっかけを与えてくれるということと、恋愛ファンタジーとしてスケールの大きい、よくできた作品であった点で、私はこの映画を評価したいと思います。 なんだかんだいっても、タイ帰りの人には、この映画は必見じゃないですか。 評価は四つ星にちかい三つ星半です。 おまけ: ジョディの息子役は「ハリーポッター」のドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトン君でした~。

閲覧数805