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アンナと王様

アンナと王様

ANNA AND THE KING

147

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3.0

率直な感想

なんだかひどく傲慢な作品に映りました。 英国人の家庭教師は、自身の考えを進んだ文明だと考え、現地人に教育しようとする。一方、現地の国王はいまある権力や文化しきたりを変えようとしない。お互いに歩み寄るところがないように見えました。 時代は1800年代後半から1900年代初頭。 民主主義や人権意識などが発展途上国ではまだまだ根付く土壌とは言えない時代。そこにあって、民主主義や人権を唱えることは崇高なことのように映し出しており、その姿はそうした思想の押し売りにしか見えない。 差別制度や王政がいいとは決して言わないが、民主主義が万能とも思わない。人権についてだってどの国にもどんな文化圏でも当てはまるとは言えないのではないだろうか。あくまでも欧米の文化を基点とした考え方にしか思えない。 そうした考えを日本にそのまま当てはめている今の国家制度を今一度考え直して見るのもいいのではないだろうか。

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