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横溝正史シリーズ/八つ墓村 (1978)

監督
池広一夫
  • みたいムービー 2
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3.68 / 評価:22件

ほし よっつっ!

 ムービークリニックにようこそ。では診断しよう(^^)
 お気に入りの古谷金田一作品、さらにお気に入りの1978年のテレビシリーズ版である。
 最近、この年代のDVDを置いてるところが少なくなった。悲しいかぎりである。次々に新しい金田一役が登場していくなかであるので仕方がないか。
 さて、「八つ墓村」。横溝作品のなかでは、映画版3本、テレビ版6本、漫画版5本と一番の製作題材となっている作品と言えるだろう。ラジオドラマまであったそうだ。
 1977年の渥美清金田一(個人的に一番イメージが合わなかったが^^)の作品が一番有名であろう。「祟りじゃ~、八つ墓の祟りじゃ~」のセリフで一世を風靡したのが思い浮かぶ。
 映画の雰囲気やラストシーンの洞窟での追走などは、シリーズ随一の不気味さをかもし出している。鎧武者(落ち武者)の怨念の表現も恐怖だった。
 しかし金田一ファンの私としては、このテレビ版がお気に入りである。
 全5話からなるこの作品は、昭和初期のイメージや閉鎖された村の雰囲気や、推理物の謎の展開がよく表現されている。
 ただ、今作は、1951年の映画化から1996年の豊川金田一、さらに2004年の稲垣金田一まで、タイトルは同じでも、登場人物や犯人の人数、さらに動機が、個々に変えられているのが特徴だ。
 時代性というのもあったのだろう。
 今回観たテレビ版は、比較的原作に忠実だそうだが、犯人の動機に多少の変更があるらしい。
 原作を読んでないので、違いは分からないのだが(^^)
 
 さて作品中に出てくる、大量殺人事件は、物語にそれほど重要なポイントを占めないが、実際にあった、津山事件というのをモチーフにしているそうだ。調べてみるとこれまた悲しい事件である。

 ネタバレになるので、犯人の動機は書かないが、やや動機にしては弱い感じがする。横溝作品の複雑な因縁や人々の怨念が頭に電灯くくりつけて行なった大量殺人事件と落ち武者伝説の大きなイメージにかき消されてしまったようだ。
 ゆえに超有名作品なのだが ほし よっつ としよう。
 

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
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