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双生児-GEMINI-

双生児-GEMINI-

GEMINI

PG1284

mim********

5.0

邦画史上最恐の捨吉の登場シーン。

私が始めて観た塚本晋也監督の映画は「鉄男」でした。 低予算の作品にもかかわらずそこに描かれた圧倒的な世界観・・・。 それから塚本監督の作品はすべてではないですが機会があれば拝見してます。 そんな数ある塚本作品でも、世界観、ストーリー性、キャスティング等 あらゆる要素で私が一番好きな作品がこの作品「双生児-GEMINI-」です! 医師として富と名声を手に入れていた本木雅弘演じる大徳寺雪雄の元にやってきた 双子の弟、捨吉。この捨吉の登場が平穏だった雪雄の生活を狂わせてゆきます。 活目すべきはそんな捨吉の登場シーン。 奇怪な音楽と共に、くるくる回りながら登場する捨吉。 ボロボロの衣装を身にまといながら不気味に笑う姿は、私にとってはリングの貞子登場シーンをも上回る圧倒的なインパクトでした。 そして、主演をされている本木雅弘さんは雪雄と捨吉という二面性を見事に演じ分けています。本当に素晴らしい演技でした。 そして、そんな2人を取り囲む眉のない登場人物、古井戸、貧民街・・・。 この映画に描かれているすべての要素が異質であり、独特の魅力に包まれています。 ただそんなホラー感たっぷりの映画であるにもかかわらず、この映画を私は何度も観たくなってしまいます。 理由としてはこの映画での恐怖の対象、捨吉は決して完全な悪、絶対的な力を持った者ではなく、悲しみを抱いた一人の人間であるからなんだろうと思います。 強くオススメしたい一本です!!

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