レビュー一覧に戻る
双生児-GEMINI-

双生児-GEMINI-

GEMINI

PG1284

mii********

4.0

Twinsの魅力

私の小学校時代の同級生には3組の双子の兄弟・姉妹がいました。 彼らはよく似てたっけなぁ。おまけに名前が微妙に似かよってるし。 見分けのキーポイントは、ホクロが決めて! 初めて目の当たりにする瓜二つでそっくりな人間。 それは小学校低学年での清らかなショックとして心に刻まれました。 そんな双子ちゃんに特別で神秘的な魅力を持ったことを思い出す映画でした。 おなじ顔、おなじ声、おなじ服、おなじ仕草。 へぇ~ よく似ているもんだなぁ~。 こんな双子をモチーフにした作品はキラ星のごとく今までにドラマや映画で扱われてきましたね。 身代わりやトリックに利用されたり、更にはどんでん返しに使われたり、それは様々でした。 こんな作品ばかり観ていると、悪さ心が首をもたげてきたりしてね。 もしも、私にそっくりな双子の兄弟がいたとしたら・・・・・・・・・・。 様々な悪巧みを考えてしまいます。 実際に双子として育ってきた方々には不謹慎極まりないお話になってしまい誠に申し訳ありませんが、本作も節操のない輩の夢を存分に堪能させてくれる作品に仕上がっているのですよ。 劇中の見た目そっくりな双生児(本木雅弘二役)は、入れ替わった事を周りに知られない為に、兄の私生活の癖を盗み見するのです。一挙手一投足をなぞるのです。 立ち居振る舞いを完璧に奪い取ったはずの弟に、唯一コピーできないものがあった。それはなんと“性癖”だったのです。 知らず、知らずとはいえ、2人の男を身体に受け入れた、りん(りょう)は、これを見逃すはずもなかった。やはり、女の武器は凄いということか。 双子の兄に繁栄する「富」と、弟に潜む「貧」。古井戸を使うのも古典的かと。扱いは昔ながらの王道だったのが気にはなったものの、明治末期その髪型と独特なるメイクや衣装に注目されたし。 作品全体をスリリングな流れで、観客を充分に惹きつける塚本晋也監督の江戸川乱歩ワールドは、ここに見事に仕上がりを見せています。

閲覧数712