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ニコラ (1998)

LA CLASSE DE NEIGE

監督
クロード・ミレール
  • みたいムービー 2
  • みたログ 34

2.91 / 評価:11件

思春期の妄想

  • yso***** さん
  • 2007年9月6日 5時51分
  • 閲覧数 600
  • 役立ち度 11
    • 総合評価
    • ★★★★★

・思春期の少年が抱く感覚と密接に繋がる妄想の世界。観るものはどこまでが現実で、どこからが妄想なのか、境界線の曖昧さに直面しながら、バランス感覚のブレを体感させられます。

・荒唐無稽な夢想、妄想の経験は誰にでもあります。特に思春期に絶頂を迎えるものです。父親(家族的なもの)が死んでしまう、自分が悲劇の主役になる、あるいはヒーローになるといったように。

・ニコラの妄想の元はエディプス・コンプレックスでしょう。簡単に言えば、父親(的なもの)を殺して母親(的なもの)と交わりたいということです。冒頭から、いかにニコラが父親から圧力を感じているかが良くわかります。どうやら父親には自傷癖があるようで、精神的不安状態にある父親の理不尽な妄想の押し付けというニュアンスも感じられます。そんな父親に対して、ニコラは妄想の中で、事故死させたり、銃殺させたりしながら無意識に反抗しているのでしょう。
先生から貰うミサンガにニコラが何を願ったかは明らかで、ズバリ父親を抹消することに他なりません。

・作品の最大の特徴は、「内臓(死)」にスポットを当ててることでしょう。ニコラの妄想を喚起するものが「内臓」であったということ。これはかなり重要だと思います。

・ニコラは妄想と現実の区別が曖昧になり、また友人に妄想を現実として語るなどしています。これは観ていてなんとも切なくなります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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