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うずまき

aru********

5.0

下手な演技がプラスになった稀な名作

ヒロインの演技や、特にその彼氏のシュウイチの演技の下手さは思わず笑ってしまうほどのものであり、常に棒読みなセリフからは素人が思いつきで演じた方が上手く演じれるのではないかと思えるほどの酷いものである。 しかし、この演技にしても現実だとしても不自然な棒読みの言葉からは圧倒的な不気味さを感じさせ、この棒読みの演技自体が計算された演出であるならば、伊藤潤二原作の不気味さとコメディともとれるブラックユーモアさをここまで効果的に映像化した作品は無いと思われる。見終わった後の後味が悪く、とにかく不気味、現在のビジュアル重視が主流の日本のホラー映画ではこのような五感で気持ち悪さを感じさせる作品は2度と作れないではないかと思える名作である。

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