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ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer

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1.0

これを完結編にする作り手の驕りを感じる

人気アニメ劇場版のタイトルから引っ張ってきたパロディとしての現実離れした「柴田の夢」の世界の話か、或いは後の「SPEC」にまで関わるアサクラにより見せられた世界なのか。 どちらにしろ結果的にこれをドラマSPまで作って映画に誘導して完結させるにしては、このドラマの大方のファンを裏切る訳のわからない理不尽な「ファンタジー・ホラー映画」を作ってしまった感が否めない。 監督と一部の支持者の為のシュールな作品に仕上がっているように思え、TVドラマという大衆性を踏まえたうえで、ドラマからの誘導映画であれば、そのエンターテイメントとしての意味を重々理解して作るべきだったと思う。 これが映画単体で試みるならばまだしも、人気ドラマから引き継がれる映画としては、余りに作品を私物化したような手法は間違っているとしか解釈できない。 また、「SPEC」との共通言語のような実態不明な「アサクラ」という存在を使えば何をしてもいいということにはならないハズだ。 どんな形にしろハッピーエンドならいいんだろう的な乱暴さは、この「ケイゾク」を愛するファンを冒涜しているといったら言い過ぎなのだろうか。

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