ここから本文です

御法度 (1999)

監督
大島渚
  • みたいムービー 121
  • みたログ 1,533

3.84 / 評価:307件

狂気と正気のはざま

  • bar***** さん
  • 2019年2月4日 13時28分
  • 閲覧数 579
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

御法度。松田龍平主演で、司馬遼太郎『前髪の惣三郎』『三条磧乱刃』が原作の、男色の混乱をテーマにした映画です。

同性愛をテーマにした映画というと少し違うと思います。「新選組」という男たちの中で、同性愛は狂気と正気のはざまとして描かれており、その中で惣三郎(松田龍平)がひときわ存在感を放っている。暗い、そして妖艶な、じゃっかんミステリーチックな、怖いお話です。

同性愛が怖いというのではありません。人間はどちらにも転びうるというように描かれているから怖いのです。特殊な環境が人間を変えるのか、突如としてムラムラっとして、「ハッ、自分は今何をしようとしていたんだろう?」と自分が恐ろしくなる。欲情と正気が戦い始めるのです。それは徐々に進行していく狂気の香りがします。隊の日常がどんどん翳りを帯びていく。その様子が怖いのです。

主演陣はどれも一定の演技力はあるものの、監督の演技指導のせいか、やや癖が強いように見えて、なかなか初見の人が楽しみやすいようにはできていません。

あとはストーリーがややこしいですね。ナレーションのようなものもあるのですが、ストーリーの全体像や主題がなかなか見えてこないのに、いつのまにかストーリーが動き出しているということもあり、その説明は上手ではなかったと思います(それでも他の邦画よりはかなりマシです)。

ぼそぼそ声もわかりにくさに一役買っていて、人名や単語を理解できればいいのですが、そうでないと全く分からないと思います。こういうところって、やっぱり「邦画のまずい伝統」ですよね。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ