ここから本文です

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ! (1999)

ELECTION

監督
アレクサンダー・ペイン
  • みたいムービー 53
  • みたログ 235

3.59 / 評価:66件

この皮肉が性に合うか合わないか

  • joz***** さん
  • 2016年8月17日 15時47分
  • 閲覧数 611
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

・・・・・・っということで、この映画の邦題は【ハイスクール白書】である。

何たるミスマッチな題名。

このヘンテコな題名が、多くの観客からこの傑作ブラックコメディーを観るチャンスを奪ったのであろう。

そう、ブラックコメディーである。

ブラックもブラック、脚本を書いたのは相当な皮肉屋だろう。

冒頭に「倫理と道徳の違いは何か?」なんて命題が出てくる。

何気ない命題だが、このストーリーの中心を成している。

正直なところ、ぼくも違いが分からない。

どちらも社会の規範を言っているのだが、倫理というとちょっと学問的な匂いがし、道徳というと情緒的な宗教の匂いがする。

主人公は社会学を教えるベテラン教師で、生徒たちが倫理的にも道徳的にもちゃんとした判断力を持つよう教えている。

リース・ウィザースプーンがちょっと規格ハズレの高校3年生を怪演していて面白い。

基本的に登場人物は全員善人であり、凡庸であり、正直な人間たちである。

しかし、ウィザースプーン一人が野心家であったために、それぞれの人生(特に主人公の教師)が狂わせられてしまう。

何が原因で狂うのか分からない。

順調だった人生が大きく狂わされても、客観的に見れば決して不幸とは断じ得ない。

逆に、成功したと思われている人生でも、決して幸福ではない。

まあ、そんなことをこの映画は表現しているのだけれど、秘められたブラックユーモアに合わず、笑える人は少ないかも知れない。

たぶん撮影現場は、演じていた俳優たちの大笑いに包まれていただろうと想像できる。


隠れた傑作映画でした。(笑)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ