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トップガン

トップガン

TOP GUN

110

ノリック007

5.0

F-14トムキャットが主役です。

撮影はミラマー海軍基地や原子力空母「レンジャー」で撮影されましたが、燃料費以外はタダそうです。 それでも製作費は1650万ドルだそうです。 F-14の燃料代は1時間で1万ドルだそうです。 トップガンパイロットの3人がF-14を操縦し、カメラで戦闘シーンを撮影したそうです。 しかし、全世界で3億5千万ドルも稼いだのだから大成功でしょう。 「TOP GUN」は、1969年3月3日、カリフォルニア州サンディエゴ近郊にある ミラマー海軍航空基地で創設されたアメリカ海軍戦闘機兵器学校のことで実在の部隊です。 その目的は、性能の低い空対空ミサイルに頼り、撃墜対被撃墜比率(キルレシオ)が下がったので、失われつつあった空中戦闘技術を取り戻すための訓練する部隊です。 映画の冒頭では、以下のように説明れています。 1969年3月3日米海軍はトップ1%のパイロットのためにエリート学校を設立した。 目的は失われつつある空中戦の技術訓練、世界最高のパイロット学校の呼び名が 「TOP GUN」です。 音楽バックに戦闘シーンが繰り広げられ同調してるところはマクロスに似ています。 マクロスのバルキリーの原型はF-14トムキャットですし、マクロスファンなら気に入る映画だと思います。 しかし、ドラマは三角関係ではありません。 ドラマ性もありますが、音楽バックにF-14トムキャットの発艦、着艦空中戦闘やタッチアンドゴーを楽しむ映画です。 タッチアンドゴーは、離陸、上昇、旋回、水平飛行、降下、着陸と航空機を操縦するにおいて全ての操作が含まれているため、操縦技術や無線技術などを習得する上で有効な飛行訓練です。 2週間以上、空母に着艦してないでいると、着艦資格が喪失し、地上訓練からやり直しになるそうです。 それほど航空母艦への着艦は危険が伴うということなのでしょう。 ドラマより実機の本物の迫力を楽しむための映画だと思って楽しんでください。 スピーカで大音響を出すと近所迷惑になるので、ヘッドホンで大音響で見ることをお勧めします。 声優達には悪いのですが、英語音声で字幕で視聴した方が楽しめると思います。 そんなに難しい英会話では無いはずですが、スラングも多いようで分かりにくいですが、臨場感があってよいです。 ただし、ストーリーが良く分からない場合は、日本語の音声で見るのも良いでしょう。 司令官のお嬢さんのベニー・ベンジャミンが「トップガン マーヴェリック」に登場して、驚かされました。 3つドラマが同時進行して映画を盛り上げます。 1つめのドラマは、主人公は、優秀な海軍パイロットの父親のデューク・ミッチェルが、1965年11月5日にF-4に搭乗していて、ミスを犯し墜落したことが機密扱いとなって士官学校にも入学できませんでした。 父親の事故死が原因で、すぐに母親も死にました。 主人公は、自分の父親がミスを犯すことなど無いことを証明するかのように、自信たっぷりに、無鉄砲に大空を飛び回ります。 主人公は、家族もなく、孤独ですが、明るいパイロットです。 幸運にも「トップガン」で訓練を受けることとなります。 しかし、「トップガン」での訓練中に相棒のレーダー員の死亡事故から立ち直るというドラマになっています。 実際に、戦闘機乗りは親しい人を失うことが多いいそうで、映画を現実的なドラマにしています。 死亡事故ではあませんが、実際にあった事故の中から脚色されて作られたストーリだそうです。 実際に起きえないことなどを脚本に入れると海軍の協力が得られなくなるからこのようになったそうです。 2つめのドラマは、「トップガン」で出会ったパイロットと民間の評価チームで図上演習を採点するセクシーな教官との恋愛ドラマです。 恋愛ドラマというほどではないですが、この2人の会話のやり取りも面白く、楽しめます。 実際に、「トップガン」に民間の評価チームで図上演習を採点するという戦術開発を担う海軍分析センターに勤務している人をモデルにしたので、映画に現実的なドラマにしています。 これも、実際に起きえないことなどを脚本に入れると海軍の協力が得られなくなるからこのようになったそうです。 映画予告編の作成を依頼された会社の女性社長が「トム・クルーズは日本人好みのタイプの男性である」と直感で気づき、自ら作り直した恋愛映画風の予告編を作成し差し替えました。 これにより、若い女性観客を取り込むことに成功、日本では「恋愛映画」として大ヒットすることになったそうです。 3つめのドラマは、「トップガン」で出会ったライバルと対立しながらも空中戦闘技術を向上し、目覚ましい戦果をあげ、ライバルと信頼関係が構築されるというドラマです。 多くの人たちの出世作品にもなっている映画です。 つまり、若く才能ある俳優が結集した映画です。 しかし、この撮影を行ったパイロットのアート・ショールはこの撮影中の墜落事故で死亡し、遺作でもあります。 監督は、トニー・スコットです。 第2回目の監督作品になります。 しかし、パラマウント映画から3回も解雇されたそうです。 まず、トニー・スコット監督は冒頭シーンをフィルターをかけて、スローで撮影し、芸術的ですが暗い感じで難解になって、パラマウントに解雇されたそうです。 しかし、冒頭シーンは実際の航空母艦でのF-14トムキャット等のありのままの映像で、必見です。 次には、チャーリー(ケリー・マクギリス)を派手な化粧とハイヒールでセクシーに演出し、娼婦のようだと言われ解雇されたそうです。 一般大衆受けを狙う娯楽映画なら正しい判断だと思います。 地味なヒロインで大ヒットするのは「ロッキー」ぐらいでしょう。 最後に、ヘルメットのバイザーを下げて、バイザーに写る空を撮影して、俳優の顔が見えないという理由で解雇されました。 実際にはヘルメットのバイザーは上げて撮影したものが採用されています。 頭をヘルメットで、目をバイザーで、口をマスクで覆ってしまったら俳優は演技ができません。 どれもパラマウント映画を誤魔化そうとしたが失敗し、解雇されたということです。 トニー・スコット監督が解雇を覚悟で撮影したシーンを見逃さないのも楽しみの一つだと思います。 映画を作るのは本当に大変です。

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