ここから本文です

人狼 JIN-ROH (1999)

監督
沖浦啓之
  • みたいムービー 56
  • みたログ 603

3.51 / 評価:215件

アニメ、だからこそ。

  • nob***** さん
  • 2020年9月20日 3時41分
  • 閲覧数 253
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

もうたくさんのレビューがあって月並みな感想になってしまいますが、なんとも味わい深い映画でした。
乾いた都会東京で起きる武装闘争とそれに対抗する首都警。そんな中起きる警察機構内部の争い。翻弄される男女の実ることのない愛。うーん好物ですね。
逆にこれを聞いただけで「おっ!」となるような人じゃないとちょっと厳しいかも。
そして緻密な絵と音楽と演技がそんな世界観を彩ります。やはり最後のシーンの表情は圧巻。そこまで登場人物の多くはほとんど表情を変えません。だからこそ最後の苦悶が一層引き立っています。そしてあの唸り声と乾いた銃声。あれだけで観て良かったと思えます。
「もっと分かりやすい感情表現じゃないと分かりにくい」、「アニメである意味がない」というレビューが多くあります。でも、アニメと実写の明確な差ってなんでしょう?アニメは時に実写以上に実写であることがあると私は思います。なんていったって一から世界観も登場人物も全て創り出せるのですから。実写でこれと同じことをやろうとしても東京のセットを同じように作ることは不可能だし、日本じゃ銃は撃てません。今ならCGでできるかもしれませんが、CGだってアニメじゃないでしょうか?実写みたいなアニメがあったっていい。それどころかアニメと実写の境界なんてないのかもしれない。実際押井守氏はそういう考えをお持ちのようで、実写映画でも活躍されているようです。
つまり、この映画を観るときはアニメを観るのではなく映画を観るのだと思って観ることをおすすめします。
(最後になりますが、劇中たびたび引用されている赤ずきんの童話について原作と全然違う!というレビューがありましたが、最初期の民話版はむしろ今作で語られている内容のほうが近いです。調べもせずに間違っているというのはいかがなものかと思いました。)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 絶望的
  • 切ない
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ