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サイダーハウス・ルール (1999)

THE CIDER HOUSE RULES

監督
ラッセ・ハルストレム
  • みたいムービー 385
  • みたログ 2,891

4.26 / 評価:614件

規則・法律・規範・社会・倫理・道徳・自由

  • CONRAD さん
  • 2010年7月6日 22時04分
  • 閲覧数 592
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

う~ん…せっかくシャーリーズ・セロンが出演しているのに、その美しさが全く際立っていないじゃないか。
セクシーシーンも後ろ姿のみですか。こりゃあ残念で仕方ありません。
まぁそんなところを指摘して怒るのも冗談として、もちろんこの映画が女性のセクシーさを売りにしていないとは、わかっていてもね。
世間に認められたこんな名作をまるで貶すようですが、個人的にはあまり感動もできず、ただただ、穏やかに過ぎ去ってしまいました。
ただ僕自身が感動できなかったからといって、この作品が名作であり、いい作品であることには変わりないことでしょう。
人って心に触れる琴線は、人それぞれ違うもんなんです。

映画を観終わってからも強烈に印象に残っているのは、シャーリーズ・セロンではなく、主演のトビー・マグワイアでもなく、ミスター・ローズを演じたデルロイ・リンドーなんですね。
この映画を通して自分を知ったというか、再認識したというか・・・
自分の人生において強烈なインパクトを残していく人物っていうのは、現実の世界であってもミスター・ローズみたいな人なんですね。
その人に対する嫌悪感といえばそうかもしれませんが、それが全くフィットした言葉ではなく、何と言えばよいか、ああいう人が吐きだす言葉が強く印象に残るんです。
「おれたちの作ったルールじゃない」
「ルールを作るのは住人であるおれたちだ」
と強く言い放つんですね。

言い方を含めて、ミスター・ローズの言葉がズシンと響きまくるんです。
率直には、「何を言ってるんだ?このおっさんは…住人のルールじゃなくて、オーナーにもルールを作る権利はあるだろ?」と思ってしまうのですが、そんな正直な思いを彼に言い返すことなどできず、あの若い主人公ホーマーのようにその言葉を飲み込んでしまうことでしょうね。
(この映画でホーマーがどのように思ったかは定かではないですけども)

社会ってそうなんです。
透明性をもった社会なんて存在するのでしょうか?
なるべく腹の中に溜めない人間に、相手のためじゃなく、自分のためにならなきゃいけないなって思うんです。
自分の信念や倫理観をしっかりと持って。
いろんなことに対峙していかなきゃいけません。
ミスター・ローズのことを全て否定する気にはどうしてもなれません。
本当に「おれたちの作ったルールじゃない」なんて思ってて言葉にしたのでしょうか?

深読みしたらどうとでも取れる場面が多過ぎて、この映画が何を語っているのかが不明確になります。
それも含めて、全体をどんよりと各々の受け止め方で受け止めていった方がいい映画なんでしょうね。

The CINEMA

詳細評価

物語
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映像
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  • 切ない
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