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サイダーハウス・ルール (1999)

THE CIDER HOUSE RULES

監督
ラッセ・ハルストレム
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  • みたログ 2,933

3.93 / 評価:654件

自由の果てに

  • ゆみち さん
  • 2008年9月30日 21時08分
  • 役立ち度 28
    • 総合評価
    • ★★★★★

今日も無事、自由に過ごした一日が終わる。

多少のしがらみはあったけど、でも大丈夫。
めんどくさい事は、今日のうちに忘れてしまおう。

私って、人から何かを迫られそうになっても、
いつもそれをサラリとうまくかわしてしまう。
よくも悪くも。


『のらり、くらり』

…その術はいつから身につけたんだっけ。


好き勝手し放題だった青春時代。
ホント、私は両親から放ったらかしで育った。
良くも悪くも。

学校へは行ったり行かなかったり。
夜は、毎日のように電車に乗ってどこかの街へ繰り出す日々。

楽しかったよ。
よくも悪くも。

解かる?ママ
あの頃のあなたを、私は自分に都合のいい様に解釈してきた。
『かわいい子には旅をさせろ』ってね。
そう思うことで救われた事がどれだけ多かったことか。

おかげでその自由な生き方は、今も自分の中に息づく。
よくも悪くも。

風の吹くまま気の向くまま、どこまでも自由人。

そんな身勝手な私が自由生活を過ごしてたこれまでのコト。
秋の風に吹かれると、そっと誰かに話したくなるんだ。


辛い時、誰かの優しさに無条件でよりかかったの。
その時は、そばにいてくれるだけでよかった。
満たされない想いは、心に閉じ込めたまま。


仲良しだった同僚の失踪。

好きだと言ってくれたあの人の、突然の訃報。

お世話になったあの人も、ある日突然私の前から姿を消した。
・・今、ちゃんとどこかで生きてるかな。


ある日。
女友達と一緒に歩いていたら、ふと男が近づいてきて、
私の見ている目の前で、突然彼女を殴り始めた。

それはもう、ボッコボコに。
そいつは彼女の同棲相手だった。

何があったか知らないけど、あれはキツかったな。

腹が立ってしょうがなかった。
ヤツを抑えることができなかった自分に。
女である自分の無力さを思い知らされた夜。
深夜路上の真ん中で、大声を出して泣いた。



そんな波乱に満ちた思い出は、振り返れば確かに貴重な体験で、
ごくフツーの生活の中にいる今だから、笑って振り返れるんだよ。

なんだかんだいって、
帰れる場所があるって、いいもんだ。

なんてね。



『サイダーハウスルール』
メインテーマの曲が大好きで、
なにかあるといつも、
私の頭の中でぐるぐると繰り返し流れるのです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • ロマンチック
  • 絶望的
  • 切ない
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