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サイダーハウス・ルール (1999)

THE CIDER HOUSE RULES

監督
ラッセ・ハルストレム
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3.93 / 評価:656件

ジョン・アーヴィングが自著の映画化に関る

  • hoshi595 さん
  • 2009年9月24日 5時05分
  • 閲覧数 667
  • 役立ち度 20
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作は、「ガープの世界」や「ホテル・ニューハンプシャー」で
知られるジョン・アーヴィング。本作品では自ら長編を126分
の映画にするため脚本を担当し、映画に相応しい内容に変更した。

監督は、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」や「ギルバート・
グレイプ」のラッセ・ハルストレム。

しかし、観る前に気になったのは主役の二人。

「スパイダーマン」で一躍有名になったトビー・マグワイアだが
変身前のピーター・パーカーは優柔不断な男で、そのイメージが
強く、相手役のシャーリーズ・セロンはハリウッド一の美貌の
持ち主だけに、似合いのカップルには感じられなかった。

ところが、その懸念は全く必要がなく、「スパイダーマン」の
イメージが強すぎた結果と分かった。シャーリーズ・セロンも
「モンスター」や「スタンドアップ」では体当たりの演技を披露
しており、”美人”を意識していないような振る舞いは好感度が
高い。

物語は、孤児院で育った”特別の子”が外界見聞の旅に出て
様々な経験をする有様を描いて行く。

閉ざされた世界から、自由が一杯の外界に出た主人公ホーマーの
目に映った人々の生活は、意外にも規則に縛られた狭い世界だった。

この物語は、人間の心の中にある尊さと、愚かさを対比させながら
生き生きとした人生の歩み方を示してくれる。

現実の社会は、もっと紆余曲折があって、映画の中の様に美しい
選択ばかりではないだろうが、むしろ、複雑な人間関係を描いた
長編小説を簡素化し映画にまとめた原作者の勇気を讃えたい。

本作品の題名になっている”サイダーハウス”とはリンゴ園で働く
移動労働者の小屋を指しているのだが、その小屋の壁に掲げてある
規則が大きな意味を秘めている。

共演では、医師に扮したマイケル・ケインが「ハンナとその姉妹」
に続いて2度目のアカデミー賞助演男優賞に輝いた。

また、アーロン・エッカート主演「ザ・コア」やジェット・リー
主演「ザ・ワン」に出演のデルロイ・リンド。「ライトスタッフ」
で映画デビューのキャシー・ベイカー。そして、ドナルド・
サザーランド主演「針の眼」で相手役を好演のケイト・ネリガン
などが脇を固めている。

実の父子より深い愛もあれば、実の父と娘でありながら虚しい愛も
あり、人生の表と裏を見せつけられるが、救いは純真な子供たちの
笑顔であり、偽りのない世界がそこにある。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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