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トト・ザ・ヒーロー (1991)

TOTO LE HEROS

監督
ジャコ・ヴァン・ドルマル
  • みたいムービー 76
  • みたログ 285

3.85 / 評価:88件

『ブン』

  • fg9***** さん
  • 2017年4月14日 12時15分
  • 閲覧数 725
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …あらすじは、解説のとおり。
 主人公はトマという老人ホームにいる老人で、その老人の現在、子供時代、青年時代が回想形式で、また、空想も織り込めながら綴られている。
 トマは、生まれた時に病院で火事騒ぎあったので、その時に、隣家の金持ちのアルフレッドと取り違えられたと思い込んでいたが、子供時代は、優しい父と母、知的障害のある弟、そして誰よりも大好きな姉・アリスに囲まれて幸せに暮らしていた。
 そんな幸せに満ち溢れた子供時代だったが、ピアノを弾きながら「ブン」という楽しい唄を歌ってくれたお父さんが事故で亡くなってしまう。
 トマのお父さんはパイロットで、アルフレッドのお父さんから依頼された荷物を運ぶ途中で墜落して死んでしまったのだった。
 そうして、アルフレッド家に復讐を誓うトマとアリスだったが、アリスがアルフレッドと付き合い始めたので、トマは、復讐するんじゃなかったの!とアリスに詰め寄る。
 アリスは、忘れてなんかいないわよ!とガソリンを持ち出してアルフレッドの家を焼き払おうとするが、誤って大爆発を起こしてアリスは亡くなってしまう。
 話しが長くなりそうなのでこの辺でやめるが、現在の老人トマは、老人ホームの守衛室からピストルを盗み出して、人生最後の決着を果たすためにアルフレッドの家に忍び入る。
 そこで、年老いたアルフレッドから聞いたある言葉によってトマがとった行動は衝撃的で、正しく、タイトルどおりの『トト・ザ・ヒーロー』だった。
 哀しくて切ない終幕だったが、復讐という2文字から解き放たれて、亡き父親が操縦するかのような飛行機から、トマの遺骨が散布される幕引きは何故か清々しさも感じさせてくれた。
 途轍もなく明るい『ブン』という歌が、いつまでも心に残る快作だった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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