ブルート
作品レビュー(2件)
- 辰っちゃん
3.0点
人身売買が題材のドイツ映画です。バイオレンス映画だと思って借りたらヒューマンドラマでした。終始よくわからない展開が続いてツッコミどころも満載なので映画自体が90分と短いので助かりました。
- kak********
5.0点
物語は、更生の望みもないような囚人が、最果ての施設に 送られて厄介払いされるのだが、そこは牢獄ではなく、 意外な場所で、予想だにしない人間ドラマが展開する。 主役は、チョウ・ユンファ主演の「リプレイスメント・ キラー」でハリウッド進出を果たしたドイツ出身のティル・ シュヴァイガー。 この映画、宣伝文句は”スタイリッシュ・バイオレンス・ アクション”となっているが、内容は想像しても当たらない。 共演は、「霊視」でキーファー・サザーランドや、 「D-TOX」でシルヴェスタ・スタローンと共演した事の あるポリー・ウォーカー。実に見事な演技で驚かされる。 更に、「父に祈りを」での父親役を始め、「ナイロビの蜂」 など、名脇役として知られるピート・ポスルスウェイトの 存在感が素晴らしい。 そして、「エレファント・マン」の顔を見せない演技が 忘れられないジョン・ハートとくれば、役者は揃った。 監督は、「天国への300マイル」のマーチェイ・デイチェル で、本作品と相通じるテーマを手掛けている。 誰とでも寝る女でも”淫乱”ではなく、嘘をつく男でも ”誠実”なのはなぜか? まるで、”なぞなぞ”のようであるが、この映画の優秀さを 表している。 確かに、バイオレンス的要素は含まれているが、こうした 人間ドラマに仕上げるのなら、観る価値はあると思う。 その意味で、異色作であり、傑作の一つに間違いない。
スタッフ・キャスト
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