石中先生行状記
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(7件)

かわいい17.1%笑える14.3%楽しい14.3%コミカル11.4%かっこいい5.7%

  • Shoot-G

    4.0

    若かりし頃の三船敏郎

    3つのパートで構成されたオムニバス作品。 いずれも若者の他愛無い恋愛模様が話の中心で、石中先生自身は出番は余り無く、しかし要所要所で役割は果たしてくれると云う感じ。 見所は何と言っても、3話目。 若い時はこんな感じだったのかと云う三船敏郎、そして相手役の若山セツ子さんが兎に角可愛かった。 戦後間もなくの此の頃、此の映画を当時の人達は、バブル期の所謂トレンディドラマの様な感じで、憧れながら観ていたのか、それともあくまで田舎の純朴な話だなぁ位に観ていたのか、想像すると面白い。 モノクロだから良いと云う向きには野暮な考えかもしれないが、あの景色をカラーで観てみたいと思わされた。 実際其れが出来る時代だし、個人でカラー化してアップしている方も居るので、チャンスはあるかもしれないな。

  • ami********

    5.0

    待ってました

    私、こういう映画大好き! 成瀬映画の最高峰というより、私の大好きな映画が、実は成瀬監督でした。 といった作品です。 愛憎・悲哀・女・女・女と言った、いわゆる成瀬映画ではなく、笑いの絶えない非常に 明るく楽しい作品です。 内容は、心温まる小説家 石坂洋次郎原作(青い山脈の作家)の短編小説3つをまとめた 若い男女のかわいい恋愛もので、どれもこれも楽しい! 特に「第三話千草ぐるまの卷」での若山セツ子は、たまならくおかしい! 緊張と悲しみと笑いは伝染すると言いますが、彼女の笑いには確実に感染します。 良く笑う婆さん女優、飯田蝶子さんも三船の母役で出演して、いつものように笑いまくっ てますが、若山セツ子の爆笑の渦に巻き込まれてる感じです。 腹が痛くて息ができなくなるくらいですよ。ホントに。 それと、「第二話仲たがいの卷」は、観てるこっちが顔が真っ赤になるような、温かい 幸せで包んでくれる、そんな物語です。最後の方の場面で、杉葉子と池辺良に向かって、 問いかける石中先生に対して、「こーれくらい好きです」と言って広げる両手が、 なんともキュート! 多分私が汚いおっさんだから、余計にじわ~ん と来るんでしょうね(笑)。 水野久美さんの「二人だけの橋」以来の温かい昭和の恋愛物に触れることができて、 感動です。 待ってました。

  • ぴーちゃん

    5.0

    ネタバレ幸福ってなんだろう?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hsq********

    4.0

    日常をつぶさに描き、それがドラマとなる

    成瀬作品8作目。3話のオムニバス形式です。 弘前を舞台に、若者のちょっした恋物語と 町民に絶大な信頼を得ている作家、石中先生の物語。 一応石中先生が主人公、ということになるんでしょうけど 実際はアドバイザー的存在であり 悩める若者や大人たちの相談相手として少し出る程度です。 この石中先生役の宮田重雄さんが、小日向文世さんそっくり。 温厚を絵に描いたような雰囲気で、 若さゆえに突っ走ってしまいたい若者たちを優しく見守ります。 第1話はちょっと突拍子もない話だったのと、 ヒロイン役の女性の性格がつかみきれず、 私にはちょっと退屈に感じました。 でも第2話と第3話は、本当に身近にあることのような話で キャストがみんな生き生きとしていておもしろかったです。 第2話は男性が池部良さん。ハンサム~♪ 自分の父さんと恋人の父さんが、女性の「裸踊り」を見に行ってしまったことから 恋人との喧嘩に発展してしまい・・・というお話。 けんかの経緯も、こんなつまらないことを確かに言っちゃうよなーとか 途中で引けないんだよなーとか 思わず画面に向かってうなずいてしまった^^;; ラストは石中先生大活躍で、とても暖かなラストでした。 第3話は運命を信じる明るい女性と、不器用な男の恋物語。 貞作はワイルドでかっこいいわ~、無口なところがまたいいわ~(@@) なんてうっとりしていたら、なんと三船敏郎さんなのね! 銀幕での三船さんを初めて見ました。 女性に圧倒されて目をぐりぐりさせたり、 お風呂場でせっせと髭を剃って見栄えをよくしようとしたり 女性に釣られてニッと笑ってしまい恥ずかしくなったり もうかわいいのなんのって。 2人の出会い方も田舎っぽいシチュエーションだけど運命的で すごくほっこり。 そして最後はやっぱり石中先生登場で 思わず先生に本音を言っちゃう貞作がこれまたかわいい! 石中先生は町の人たちの暮らしぶりに小説の題材を探しているんだけど、 同じように、ただの暮らしぶりに見えても それぞれにドラマがあってそれが映画になるんだなーと思いました。 全体的には☆4つですが、 第2部、第3部は私には文句なしの☆5つです^-^

  • dqn********

    3.0

    3話オムニバスのほのぼのコメディ

    石坂洋次郎(『青い山脈』)原作の連作短編を映画化。青森を舞台にした全3話のオムニバス形式で、どの話にも作家の石中先生(配役は原作の挿絵を担当した宮田重雄)が絡む。各ストーリーとも若い男女の恋愛を中心としたほのぼのコメディ。第1話(戦時中に埋められた膨大なドラム缶を探す話)は正直退屈であったが、2・3話目は面白い。 第2話は、恋愛中の男女(池部良と杉葉子)の父親同士の諍いが、息子と娘に飛び火する話。父親たちの描写が秀逸。争いの原因が、どちらが裸芝居(エロスレビューという名前がすごい。といっても今見るとたいしたことないですよ。)に誘ったか、というのが笑えるし、自分たちのケンカに子供達が加わり困ってしまう姿もおかしい。仲裁役の石中先生宅に登場人物たちが次々に押しかけるユーモア、続いての池部と杉が仲直りする場面の爽やかさ(「彼をどれだけ愛している?」と石中先生に聞かれ、「こーんだけ」と手を大きく広げる杉葉子が可愛い)で、後味の良い仕上がり。 2話目で満足したが、3話目はさらに良かった。若山セツ子演ずる娘と三船敏郎演ずる農家の息子との恋模様。明るくよく笑うヨシ子(若山)の天真爛漫さ、無口で不愛想だけど根は優しい貞作(三船)のかっこ良さが光る(ウブな二人のやりとりが微笑ましい)。 ヨシ子が貞作の家で夕食を食べる場面が素晴しく(母親役の飯田蝶子がまた上手)で、絶妙の会話のテンポとカットの冴えを見せる(関係無いが、ここに出てくる白米と沢庵が妙に美味しそう)。こういった場面での気持ち良さが成瀬監督の特徴ではないだろうか。 1話目のマイナスで全体としては評価☆三つだが、後年の成瀬の快進撃を予感させるに十分な内容。

スタッフ・キャスト

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宮田重雄石中先生
渡辺篤中村金一郎
堀雄二河野勇三
進藤英太郎リンゴ園主・山崎
木匠久美子娘・モヨ子
藤原釜足山田武造
出雲八重子妻・友子
杉葉子娘・まり子
中村是好木原亀吉
池部良息子・秀一
登山晴子ダンサー
長浜藤夫風呂屋の親父
三船敏郎長沢貞作
小島洋々貞作の父
飯田蝶子貞作の母
水谷史郎貞作の弟
若山セツ子木村ヨシ子
中北千枝子姉・カツ子
柳谷寛夫・清次郎
田中春男入院患者・相川

基本情報


タイトル
石中先生行状記

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル