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石中先生行状記 (1950)

監督
成瀬巳喜男
  • みたいムービー 3
  • みたログ 28

3.80 / 評価:10件

日常をつぶさに描き、それがドラマとなる

  • iz さん
  • 2010年2月7日 23時59分
  • 閲覧数 491
  • 役立ち度 13
    • 総合評価
    • ★★★★★

成瀬作品8作目。3話のオムニバス形式です。
弘前を舞台に、若者のちょっした恋物語と
町民に絶大な信頼を得ている作家、石中先生の物語。

一応石中先生が主人公、ということになるんでしょうけど
実際はアドバイザー的存在であり
悩める若者や大人たちの相談相手として少し出る程度です。
この石中先生役の宮田重雄さんが、小日向文世さんそっくり。
温厚を絵に描いたような雰囲気で、
若さゆえに突っ走ってしまいたい若者たちを優しく見守ります。


第1話はちょっと突拍子もない話だったのと、
ヒロイン役の女性の性格がつかみきれず、
私にはちょっと退屈に感じました。
でも第2話と第3話は、本当に身近にあることのような話で
キャストがみんな生き生きとしていておもしろかったです。

第2話は男性が池部良さん。ハンサム~♪
自分の父さんと恋人の父さんが、女性の「裸踊り」を見に行ってしまったことから
恋人との喧嘩に発展してしまい・・・というお話。
けんかの経緯も、こんなつまらないことを確かに言っちゃうよなーとか
途中で引けないんだよなーとか
思わず画面に向かってうなずいてしまった^^;;

ラストは石中先生大活躍で、とても暖かなラストでした。


第3話は運命を信じる明るい女性と、不器用な男の恋物語。
貞作はワイルドでかっこいいわ~、無口なところがまたいいわ~(@@)
なんてうっとりしていたら、なんと三船敏郎さんなのね!
銀幕での三船さんを初めて見ました。

女性に圧倒されて目をぐりぐりさせたり、
お風呂場でせっせと髭を剃って見栄えをよくしようとしたり
女性に釣られてニッと笑ってしまい恥ずかしくなったり
もうかわいいのなんのって。

2人の出会い方も田舎っぽいシチュエーションだけど運命的で
すごくほっこり。
そして最後はやっぱり石中先生登場で
思わず先生に本音を言っちゃう貞作がこれまたかわいい!


石中先生は町の人たちの暮らしぶりに小説の題材を探しているんだけど、
同じように、ただの暮らしぶりに見えても
それぞれにドラマがあってそれが映画になるんだなーと思いました。


全体的には☆4つですが、
第2部、第3部は私には文句なしの☆5つです^-^

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